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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東日本、Mフレッツの正式サービスを1月1日より開始

USB認証キー
 NTT東日本は、IEEE 802.11bに準拠した無線LANサービス「Mフレッツ」の正式サービスを2003年1月1日から開始する。月額料金は無線LANを利用するユーザー向けの「Mフレッツメイト」の場合で200円。

 Mフレッツは2002年6月6日より試験サービスとして東京都と北海道のフレッツユーザー向けにサービスを開始。試験期間は半年を予定、8月30日にはモニター募集が締め切られていた。NTT東日本では試験期間終了に伴い、試験結果も良好であることから正式サービス開始に踏み切ったという。

 Mフレッツは無線LANを利用するユーザー向けの「Mフレッツメイト」、無線LANアクセスポイントを設置するユーザー向けの「Mフレッツホスト」の2サービスを用意。サービスの対象はMフレッツメイトがBフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDNのユーザーで、MフレッツホストはBフレッツまたはフレッツ・ADSLを利用するユーザー。サービス提供エリアはMフレッツメイトが東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道で、Mフレッツホストは町田市および稲城市の一部地域を除く東京都、北海道の2エリア。サービス提供エリアはユーザーの希望を踏まえた上で順次拡大していく予定だという。

 料金は試験サービス時から据え置きとなり、初期費用はMフレッツホスト、Mフレッツメイトともに基本工事費1000円、IP網工事費1000円の合計2000円。ただし、Mフレッツホストでグループ認証機能を利用する場合はさらに1000円が必要になる。月額料金はフレッツ・ADSLなどフレッツシリーズの料金に加え、Mフレッツメイトが200円、Mフレッツホストが700円で、利用人数の追加ごとに200円が必要になる。また、グループ認証機能を利用する場合は10IDで100円、50IDで400円、100IDで800円が別途必要。

 サービスに必要な無線LANカードやアクセスポイント、PPPoEに対応したルータなどはユーザーが用意する。なお、Mフレッツは認証の際にUSB認証キーが必要になるが、これもユーザーが購入する必要がある。USB認証キーの価格は5000~1万円程度を予定、Mフレッツメイト申し込み時に購入する形態になる見込みだという。MフレッツメイトのモニターはすでにUSB認証キーを提供されているため、別途購入する必要はない。また、USB認証キーのレンタルは現在のところ予定されていないという。

 ユーザーの申し込みはMフレッツメイトが2003年1月6日から、Mフレッツホストが試験サービスから継続して受け付ける。なお、Mフレッツホストが2002年内に開通した場合、12月31日までは試験サービスという扱いになる。また、試験サービスを利用しているユーザーは手続きの必要なくMフレッツを利用できる。

 NTT西日本では7月よりIEEE 802.11b準拠の無線LANサービス「フレッツ・スポット」を正式サービスとしてすでに開始している。NTT東日本はフレッツ・スポットとのローミングについて、ユーザーの反応などを踏まえた上で今後対応を検討するとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0212/021205.html
  関連記事:NTT東日本、月額200円の無線LANサービス「Mフレッツ」
  http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/05/29/mflets.htm
  関連記事:NTT西日本、IEEE 802.11b準拠の無線LANサービス「フレッツ・スポット」
  http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/13/fletspot.htm


(甲斐祐樹)
2002/12/05 16:51
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