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ベクター、“手軽”を目指したブラウザゲーム専門ポータル
ブラゲタイム
ベクターは、ブラウザ上でプレイ可能なFlashゲームなどを集めたゲームポータル「ブラゲタイム」を14日に開始した。合わせて、ブラゲタイムで独占提供するシミュレーションRPG「ドラゴンクルセイド」のオープンベータテストおよび「ブラウザ三国志」のクローズドベータテストの募集を開始した。利用は無料。
ブラゲタイムは、ブラウザ上で起動するためOSに依存せず、ネットブックやMac、iPhoneなどでもプレイできるゲームを集めたポータルサイト。Flashベースのゲームを100タイトル以上掲載する「ひとりでFlash」や、RPGのブラウザゲーム「ドラゴンクルセイド」「ブラウザ三国志」を用意する。
「ひとりでFlash」では、ソフトウェアダウンロード事業を手がけるベクターが、ユーザーから投稿されたフリーソフトやシェアウェアをFlashゲームとして配信。ダウンロードやIDの取得なしにプレイできる。
14日にオープンベータテストを開始した「ドラゴンクルセイド」は、中国の株式会社サングラウンドが開発を手がけたシミュレーションRPG。中国で2008年4月に公開後、2008年9月に韓国、2009年1月に台湾、2009年3月にべトナムで公開した。ベトナムでは公開当日の登録会員数が1万人を超えたという。
また、14日にクローズドベータテストを開始した「ブラウザ三国志」は、プレイステーションやWiiなどの家庭用ゲーム機のソフト開発を手がける株式会社AQインタラクティブ開発のシミュレーションRPG。三国志の世界観をもとにユーザーが君主となり、領土を広げ、他ユーザーと同盟を組み大陸の統一を目指す。
「ドラゴンクルセイド」のモニター募集には、メールアドレスやニックネームなどの情報登録が必要。また、「ブラウザ三国志」のモニター募集はメールアドレスでの応募による抽選形式となる。両ゲームともに正式サービス開始後はアイテム課金を予定し、アイテムの価格帯は数十円から4~500円が目安だという。
ブラゲタイムのコンテンツ説明
多人数による同時参加が可能なブラウザゲーム2タイトル
「ドラゴンクルセイド」ゲーム画面
発表会の登壇者。左からAQインタラクティブ代表取締役の武市智行氏、サングラウンドCEOの朱海燕氏、ベクター代表取締役の梶並信博氏
サービス開始に合わせて行われた発表会では、ベクター代表取締役の梶並信博氏、サングラウンドCEOの朱海燕氏、AQインタラクティブ代表取締役の武市智行氏が登壇した。
ベクターでは、日本のPC向けオンラインゲーム市場について、野村総合研究所の2008年12月時点のデータをもとに1150億円と算出。日本より人口の少ない韓国では、日本円にして1650億円の規模を持つことから、日本国内のブラウザゲーム市場も拡大が見込まれるとした。
サングラウンドの朱CEOは、中国国内のブラウザゲーム市場について説明。「2007年のブラウザゲーム市場では約10タイトルが公開され、年間売り上げは約15億円。2008年は約300タイトルで約75億円」と語り、タイトル数の増加に対して市場が拡大していない理由を「良いタイトルが少ないため」とした。ただし、2009年は競争激化により「ゲームのクオリティも飛躍的に高まり、市場も300億円に達するのでは」と予測した。
ベクター代表取締役の梶並氏は、自社のゲーム事業の展開などを説明。ベクターの中心事業を「ソフトウェアダウンロード」「オンラインゲーム」「ブラウザゲーム」の3点とし、「2008年はMacシェアの倍増やネットブックなど、オンラインゲームに不向きなPCが普及した。その空白地帯に、ブラウザゲームは他国よりも速いスピードで浸透するのではないか」と語った。
今後1年間で、「ブラゲタイム」全体で100万ユーザーの利用を目指す。また、ブラウザゲームの特性を生かし、機種依存が強い携帯電話向けのコンテンツ展開を図るという。
ベクター代表取締役の梶並信博氏
日本の消費者向けPCシェア
日本のPCシェアからみたオンラインゲーム市場
サングラウンドCEOの朱海燕氏
サングラウンドが開発しているブラウザゲームの例。左が「ドラゴンクルセイド」
「ドラゴンクルセイド」の海外展開の経過
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URL
ブラゲタイム
http://bg-time.jp/
ドラゴンクルセイド
http://dragon.vector.jp/
ブラウザ三国志-Closedβテスト応募ページ
http://s1.3gokushi.jp/cbt/announce.php?from=2
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2009/04/14 18:38
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