NTTビズリンクとNTT東日本は、NTTの地域IP網を利用したIPテレビ会議多地点接続サービスを10月16日から開始する。ITU-T H.323方式に対応しており、準拠したIPテレビ会議端末が利用できる。利用料は初期工事費として端末ごとに60,000円で、ネットワーク利用費が端末ごとに月額15,000円、多地点利用費がポートごとに月額20,000円。Bフレッツもしくはフレッツ・ADSLに加入する必要があるほか、1年間の最低利用期間が設定されている。
今回提供するサービスは、従来提供していた帯域保証のある専用線方式や、インターネットを介するIP方式のテレビ会議システムとは異なり、NTTの地域IP網を通じて提供するというもの。Bフレッツもしくはフレッツ・ADSLを利用することや、帯域保証のないベストエフォートであることなどの条件もあるが、これまでより安価に提供できるようになったという。また、地域IP網を利用するため、インターネットを経由する従来のIP方式にくらべ、セキュリティを確保できるとしている。
基本サービスは、申し込んだ端末間で利用できる「1対1サービス」、指定した拠点数間で同時に会議を行なえる「多地点間サービス」、4分割画面も利用できる「画面分割サービス」、会議参加拠点の表示などの操作ができる「カスタマコントロールサービス」など。このほか別途利用料が必要だが、PCの資料を共有できる「WEB会議サービス」(月額20,000円)、ISDNのテレビ会議システム(H.320方式)と混在できる「ISDN相互接続サービス」(1時間4,000円)、多地点接続装置側からユーザー端末を会議に呼び出せる「ダイヤルアウトサービス」(10拠点2,000円)などのオプションサービスも用意している。
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サービスイメージ
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■ URL
ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0310/031014b.html
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(鷹木 創)
2003/10/14 18:03
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