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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
30万画素CMOSイメージセンサーを搭載したMPEG-4対応ネットワークカメラ

TSR-MS4R
 アイ・オー・データ機器は、30万画素のCMOSイメージセンサーを搭載したネットワークカメラ「TSR-MS4R」を11月下旬に発売する。価格は55,500円。

 TSR-MS4Rは、アイ・オーが以前に発売したネットワークカメラ「TSR-MS4」の後継機種で、変更点としてはCMOSイメージセンサーが10万画素から30万画素への強化された点や、新たにMac OSへ対応したことが挙げられる。

 本体にはマイクを内蔵するほか、MPEG-4形式によるストリーミング配信をサポートするMegaChips製のエンコーダチップ「MA55132」を採用。なお、撮影可能な動画サイズは352×288ドット、176×144ドット、128×96ドットの3種類で、最大フレームレートは30フレーム/秒となる。

 本体にはLAN側インターフェイスとして10BASE-Tを1ポートを装備し、パソコン側から本体を操作することが可能。また、コンパクトフラッシュ(CF)型の無線LANカードやPHSを接続して映像配信が可能なCF Type2スロットも装備する。同スロットはCFカードやマイクロドライブも接続ができ、撮影した映像データを蓄積することができる。

 アイ・オーがサポートするCFカードは、同社製のマイクロドライブ「CFMD-1Gi」をはじめ、CFカードのCFSシリーズおよびCFXシリーズ、IEEE 802.11b対応の無線LANカード「WN-B11/CFL」「WN-B11/CF」。

 CF型PHSでは、NTTドコモの「P-in m@ster」やDDIポケットの「AH-H401C」「AH-H403C」「CFE-02」の合計4製品。なお、アイ・オーでは今後各社より発売されるCF型PHSについても動作が確認でき次第、サポート対象に加えるとしている。

 TSR-MS4Rの動画配信に対応するプレイヤーは、Windows Media Player 9やQuick Time Player 6.3、pvPlayer3のほか、Windows Media Serverを利用した動画配信にも対応する。また、NTTドコモのiアプリ対応端末向けには、JPEG画像を連続表示して擬似動画を作成するiアプリが本体に内蔵されている。

 本体にはビデオ入力端子と外部マイク入力端子も搭載し、ビデオカメラなどを接続することができる。対応するOSは、Windows XP/Me/2000/98SEとMac OS X 10.2以降で、対応通信プロトコルはHTTP/PPP/PPPoE/DHCPとなる。

 スタンド部を含めた本体サイズは約50×70×180(幅×奥行×高)mmで、重量は約390g。なお、製品にはIP設定ユーティリティーのほか、本体を壁面設置するための専用ブラケット、電源ケーブルを固定するフックが同梱されている。

[UPDATE]
 なおアイ・オーによれば、ネットワークカメラ「TSR-MS4R」はKDDIおよび沖縄セルラー電話の第3世代携帯電話サービス「CDMA 1X WIN」に対応するという。CDMA 1X WINは、下り最大2.4Mbpsの高速データ通信を実現するCDMA2000 1xEV-DO方式を採用したauの新サービスとなる。


本体背面

関連情報

URL
  製品情報
  http://www.iodata.jp/prod/network/videoserver/2003/tsr-ms4r/index.htm
  ニュースリリース
  http://www.iodata.jp/news/200310/03_pr014.htm
  関連記事:au、高速通信と定額制を実現した新サービス「CDMA 1X WIN」 [ケータイ Watch]
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/16126.html
  関連記事:アイ・オー・データ、MPEG-4対応のネットワークカメラ
  http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/10/28/tsrms4.htm


(村松健至)
2003/10/22 12:44
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