So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は23日、2003年度第2四半期の決算を発表した。ブロードバンド会員が増加した一方で、会員獲得費用の増加などにより営業損失を計上した。
第2四半期の売上高は96億9,100万円で前年同期比0.3%の減に止まっているものの、営業損失が1億8,700万円、経常損失が1億1,000万円、当期純損失が1億5,500万円となり、営業利益7億600万円、経常利益5億9,100万円、当期純利益1億5,500万円を計上した前年同期から一転した。ブロードバンドコースの売上増にともなう利益増はあったものの、ナローバンドコースの売上げ減少にともなう利益減と、会員獲得コストの増加が大きな要因となっている。
インターネット接続サービスの会員数を見ると、ADSLやFTTHのブロードバンド会員は前年同期末に比べて17万人(53%)増の49万人となった一方で、So-net全体では1万人減の228万人に。また、無料キャンペーンなどの影響もあり、接続サービスにおける売上高は、前年同期比4.1%減の78億1,300万円となっている。
■ URL
投資家情報ページ
http://www.so-net.ne.jp/corporation/IR/index.html
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(永沢 茂)
2003/10/24 13:49
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