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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
トレソーラ、テレビ番組のダウンロードサービスに関する説明会

トレソーラプレーヤー

プレオープンの画面イメージ
 トレソーラは、12月3日から開始するテレビ番組の再配信サービス「広帯域的電脳娯楽大帝 ザ・ブロードバンド・エンタメキング・トレソーラ」の記者説明会を開催した。料金は月額1,000円で、「トリック2」「大奥」などドラマやバラエティを中心に約30タイトルを配信する。

 トレソーラはTBS、フジテレビ、テレビ朝日の民放3局が共同出資した会社で、2002年9月1日から11月30日の期間限定で、80〜90年代の番組を中心にストリーミング配信する「Chance! @トレソーラ」を実施していた。

 今回のサービスはその第2弾という位置付けで、ストリーミングのほかにダウンロード形式の配信方法も採用したのが大きな特徴となる。また、プロバイダーも前回から引き続き対応するOCN、DreamNet、AII、So-netのほかに@nifty、BIGLOBE、BBit-JAPANが新たに加わった。なお、OCNとBBit-JAPANでは接続会員限定で、それ以外のプロバイダーはコンテンツ会員も利用できる。

 視聴にはWindows Media 9シリーズの技術をベースとした専用プレーヤー「トレソーラプレーヤー」をインストールする必要がある。配信帯域はストリーミングが500kbps、ダウンロードが500kbps、1.5Mbpsの2種類。ダウンロードの場合は視聴開始から24時間またはダウンロード完了から7日間に自動消去する技術が採用されている。対応OSはWindows XP/2000のみで、他OSを搭載したパソコンからは視聴できない。

 サービス期間は12月3日から2004年2月29日までの期間限定で、月額料金すべてのコンテンツが視聴できる「トレソーラパック」が1,000円。また、作品ごと数百円で視聴できる「タイトルパック」の提供も予定されている。配信作品は約30タイトルの合計170時間が予定されており、現在のところ「ブラックジャックによろしく」「大奥」「トリック2」「名門!アサ秘ジャーナル」「料理の鉄人」「銭形金太郎」が公表されている。

 また、トレソーラのオリジナル番組2作品も配信が予定されている。1作品はお笑いのビビる大木とパラシュート部隊、民放3局のアナウンサーが各局に潜入するバラエティ番組「月刊トレソーラの挑戦!」で、もう1作品はサービス開始直前に発表される予定だ。11月1日からはプレサイトがオープン、各局アナウンサーがお薦め番組を紹介する「アナウンサーズ レコメンド!」やメールマガジン、番組に関する雑学を公開する「プチネタ NO.1」といったコンテンツが用意される。


サービス概要 配信はダウンロードとストリーミングの2種類を用意

対応プロバイダーとパートナー

トレソーラの原田俊明代表取締役社長
 トレソーラの原田俊明代表取締役社長は、「ブロードバンドの普及によって、トレソーラとしても大変嬉しいほど環境が変わってきている」とコメント。前回の配信実験のおかげでコンテンツの権利者からも理解が深まっているとした上で、「エンターテインメントに特化した今回のサービスを年末年始に楽しんで欲しい」と感想を述べた。

 2002年に実施された「Chance! @トレソーラ」では、3カ月のページビューが3,133万、アクセス数が110万、コンテンツの視聴時間合計が65,000時間と「手ごたえを感じたイベント」だったという。また、テレビ番組をインターネットで視聴したいというニーズを確認できたほか、ドラマのような時間の長いコンテンツでも視聴された点を踏まえ「テレビ番組をユーザーが待っていた」とコメントした。

 一方で原田社長は「(テレビ番組配信に関する)課題も多く残った」と指摘。ユーザー側のコストは非常に安価になったものの、事業者側の配信コストは以前として高く、コストがなかなか回収できないうえに、権利処理の問題もいまだ整備途中であるという。また、視聴方式がストリーミング限定されていた前回では、回線の混雑といった問題も生じたため、今回はダウンロード形式を採用したという理由を明らかにした。

 ダウンロード配信の採用に合わせてセキュリティ面も強化。コンテンツを暗号化したまま保存し、ファイルを他へ持ち出せない技術を採用したほか、一定時間でコンテンツを自動消去する機能も取り入れた。また、コンテンツ配信サーバーをNTTデータが一括管理、バックヤードを一元化することでプロバイダーの拡大も図っている。

 コンテンツのジャンルも今回は一新されている。前回は80〜90年代の番組を中心に様々なジャンルのテレビ番組を用意していたが、「明らかにドラマ、バラエティが視聴されている」という実績に基づき、今回はドラマ、バラエティにジャンルを絞り込んだ。また、番組も現在放映中または今年に放送されたものなど、比較的新しい作品を中心とすることで、新しい番組と懐かしい番組のどちらにニーズがあるのかを探り出す方針だという。

 番組制作時に権利処理の対策をあらかじめ講じておくことはできないのかという質問については「権利処理のルールも確立されていない状況では難しい」とコメント。ただし制作現場のレベルでは、2次利用に対する意識は高まりつつあるという。

 ザ・ブロードバンド・エンタメキング・トレソーラの目標については「去年がのべ2万人だったので、今回は4万人くらいの購買が欲しい」とコメント。Chance! @トレソーラは売上に対して数倍の赤字だったものの、「現段階は採算性というよりも実験の意味合いが強い」点を強調した。


今回のテーマは「ダウンロード」 ダウンロード配信の特徴

関連情報

URL
  トレソーラ
  http://www.tresola.com/
  関連記事:トレソーラ、テレビ番組のネット配信サービスで女子アナを迎えた記者発表会
  http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/08/30/tresola.htm

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(甲斐祐樹)
2003/10/31 16:43
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