イー・アクセスは、2003年9月中間期の決算を発表した。売上高は前年同期比99億4,704万7,000円増の173億9,613万9,000円、経常利益は5億5,740万8,000円で黒字化を達成。また、DSL加入者数は2003年9月末現在で118万人に達した。
中間期の営業利益は12億7,296万8,000円、純利益は5億5,325万2,000円で、これらもすべて黒字化を達成した。イー・アクセスではこの理由として、ADSLサービスの加入者数増加に加えて、同社がコスト競争力の強化推進を徹底したためとしている。
ADSLサービスの会員数は提携ISPと連携した販売活動を積極的に展開、中間期で22.6万人増加の118万人となった。また、設備の増強を需要に見合った程度で実施することで過剰投資を回避、サポート体制や社内業務の効率化を推進することで更なるコスト競争力の増加を図ったとしている。
イー・アクセスは今後もホールセール型のADSL事業を中核とし、採算性を重視しながら事業拡大を進めていく方針。ただしイー・アクセスが現在構築しているバックボーンの多くは他のブロードバンドサービスを提供する場合も利用可能であるため、事業としての採算性が確立できると判断した場合には積極的に新たなサービスを展開していく予定だという。
■ URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.eaccess.net/ir/pdf/final-pdf_031111.pdf
(甲斐祐樹)
2003/11/11 17:19
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