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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
KDDI、光ファイバを利用した映像配信サービス「光プラスTV」を開始

サービスの概要

サービスメニュー
 KDDIは、光ファイバを利用した映像配信サービス「光プラスTV」を12月12日より開始すると発表した。オンデマンドや多チャンネル放送のほか、通信カラオケといったサービスが利用できる。

 光プラスTVは、光ファイバでインターネット接続やIP電話といったサービスを一括して提供する「KDDI光プラス」の1メニュー。KDDIでは10月10日よりすでにインターネット接続「光プラスネット」およびIP電話「光プラス電話」は提供を開始しており、今回の光プラスTVによってKDDI光プラスのメニューがすべて揃うことになる。

 光プラスTVでは、「アルマゲドン」「パールハーバー」といった映画や「機動戦士ガンダム」「宇宙戦艦ヤマト」といったアニメなど2,000作品をオンデマンドで配信するほか、MTVやスポーツ・アイESPNといった多チャンネル放送も利用できる。また、約3,000曲を取り揃えた通信カラオケ「karaoke@dam for KDDI」もオプションサービスとして用意される。

 月額料金は光プラス電話、光プラスネット、光プラスTVのセットの場合、VDSL形式の「タイプV」が6,950円、新築マンション向けのイーサネット形式「タイプE」が6,550円。月額680円を追加することでSTBをもう1台利用できる。

 月額料金にはオンデマンドコンテンツ3作品、多チャンネル放送25番組が含まれており、追加料金を支払うことでその他の番組やコンテンツも視聴可能。通信カラオケは月額900円で300回歌える「ファミリープラン」、1日300円で100回歌える「パーティプラン」といった料金プランが用意されている。

 また、au携帯電話の専用サイト「EZweb」で「EZde光プラス」を、Webサイト「光プラスネット」を開設することで、番組表やチャンネルリスト、番組の検索などが利用できる。

 サービス提供エリアはKDDI光プラスに準じ、2004年3月までに札幌市、仙台市、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、名古屋市、滋賀県、京都府、大阪府、奈良市、兵庫県、高松市、広島市、北九州市、福岡市の一部エリアでの提供が予定されている。


CDNで安定かつ高品質なコンテンツ配信

シンプルな接続構成
 KDDI ブロードバンド本部 ブロードバンド企画部 商品グループリーダーの圓谷道成氏は、光プラスTVの特徴について「通常のインターネット網ではなく、新たに構築したクローズドなCDN(Contents Delivery Network)によって安定かつ高品質な伝送が可能」と説明。動画のコーデックにはMPEG-2を採用、4Mbpsでエンコードすることで「DVDに近い映像品質を実現した」とコメントした。

 光ファイバは集合住宅まで1Gbpsの回線を引き込み、各世帯ごとリンク速度が最大70MbpsのVDSL装置を利用する。圓谷氏は「STBを1台追加利用し、同時にインターネットやIP電話を利用しても映像への影響はない」とコメント、「1Gbpsの回線で480世帯まで利用できる」と回線品質に自信を示した。

 光プラスTVで提供される松下電器産業製のSTBは、KDDI光プラスで提供されるIP電話機能搭載ルータとLANケーブルを、テレビとAVケーブルを接続するだけで設置できる。専用リモコンも小型化および操作の簡略化が図られており、「できるだけシンプルな操作を追求した」という。機能面では5/10/20倍の早送り/巻き戻し機能や映像作品の検索機能、二カ国語をサポート。2004年1月には視聴年齢制限機能も対応する予定。

 なお、STBには録画機能は搭載されていないが、外部の機器と接続することで多チャンネル放送の録画は可能だという。ただしオンデマンドのコンテンツはすべてマクロビジョンのコピーガードを採用しているほか、多チャンネル放送についてもコピーガードを追加する可能性はあるとした。


松下電器産業製のSTB STBの背面。LANケーブル、AVケーブルと保守用のUSB端子というシンプルな構成

専用リモコン KDDI光プラス用のルータ「AtermBL150HV」。本サービス専用のルータで、リンク速度は最大80Mbps程度という

カラオケが意外な人気コンテンツ

コンテンツのラインナップ
 光プラスTVの利用は光プラスネット、光プラス電話とのセットで利用する必要があり、光プラスTVのみ利用することはできない。月額基本料金はSTB利用料を含み追加2,400円(光プラス電話とのセットでは2,900円)で、多チャンネル25番組、3作品までのオンデマンドコンテンツ、カラオケのサンプル曲10曲程度が利用できる。また、番組表や配信コンテンツを紹介する冊子「光プラスTVガイド」が毎月ユーザー宅へ送付される。

 オプションサービスは、洋画専門番組「スター・チャンネル マルチプレックス」3チャンネルが月額1,800円。また、オンデマンドコンテンツは1作品につき100〜500円で3日間視聴できる。通信カラオケは月に300曲利用できる「ファミリープラン」が月額900円、特集曲のみ月に200曲利用できる「スペシャルパック」が月額300円、1日限定で100回利用できる「パーティーパック」が300円。

 圓谷氏はこのカラオケサービスについて「意外と受けるのではないか」とコメント。トライアルサービスの際にカラオケの評判が良く、週末や昼間の利用度が高かったという。ユーザーにはソングブックも送付されるほか、携帯電話と連動したブックマーク機能も提供。「karaoke@dam for KDDI」で配信されている楽曲は通信カラオケ「DAM」と同じコードが割り当てられているため、au携帯電話で登録した楽曲のコードをカラオケボックスでそのまま利用できるという。

 KDDI光プラスのユーザー数は10月10日にサービスを開始したばかりということもあり、実際に利用しているユーザーはまだ少ないものの、1カ月あたり数百世帯程度のユーザーを獲得しているという。2004年度までは集合住宅を中心にサービスを展開、2005年度から一戸建て住宅へのサービス提供も開始する予定。地上デジタル放送の対応については「具体的な話は挙がっていないが、ユーザーのニーズ次第で検討していきたい」とコメントした。


光プラスTVのメニュー画面 スペースシャワーTV

STBを追加利用することで同時に2番組まで視聴できる karaoke@dam for KDDI

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/1212/index.html

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(甲斐祐樹)
2003/12/12 15:59
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