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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
トレンドマイクロ2月度レポート、「Mydoom」以外は減少傾向に

 トレンドマイクロは2日、同社のサポートセンターに寄せられた報告件数をもとに2月度のウイルス被害をランキングした「ウイルス感染被害マンスリーレポート」を発表した。感染報告数は、1月度に引き続き減少して3,665件(前月4,920件)だった。

 2月度のウイルスランキングは、1位がMydoomで545件(前月411件)、2位はAgobotで206件(同66件)、3位はWildjp.Aで191件(同0件)、4位はRedlofで112件(同165件)、5位はIstbarで89件(同168件)となった。2月度の特徴は、Mydoomは前月比で100件程度増加したものの、10位以内に入ったそのほかのウイルスがおおむね減少している点だ。

 トレンドマイクロでは2月のウイルス動向について、1回のレッドアラート(危険度“高”)と2回のイエローアラート(危険度“中”)を発令したにもかかわらず、米国や欧州に比べて日本での感染は広がらなかった、とコメントしている。その理由として、警告されたウイルス「Netsky」や「Bagle」などは英語表記のため、日本人が警戒心を持って接したためではないか、と分析した。

 そのほかのウイルスでは、3位のウイルス「Wildjp.A」が感染を増加させた要因として、「日本向けアダルトサイトにおいて、ユーザーがうっかりダウンロードしてしまう被害によるものだ」という事例を挙げ、注意を促している。

 なお、同社ではMydoomについて、「2月12日に活動を停止しているものの、感染者はバックドアが仕掛けられている点や、システムを改変されているので、ウイルスチェックを行ない、しっかりとした復旧作業が必要だ」と警告した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0402.htm

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(大津 心)
2004/03/02 16:22
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