シマンテックは、同社のウイルス対策製品「Norton Internet Security 2004」や「Norton AntiSpam 2004」に、WebサイトやHTMLメールを閲覧しただけで任意のコードが実行可能な脆弱性を発見したと発表した。「LiveUpdate」機能を利用してアップデートすれば修正できる。
この脆弱性は、Norton Internet Security 2004などに含まれる、ActiveXコンポーネントが原因。このActiveXコンポーネントが、外部からの入力データの境界チェックを適切に行なわないために発生する。攻撃者が細工を施したWebサイトやHTMLメールを作成した場合、ユーザーがこのWebサイトやHTMLメールを閲覧しただけで任意のコードを実行される可能性があるという。
対象製品は、Norton Internet Security 2004およびNorton Internet Security 2004 Professional for Windows、Symantec Norton AntiSpam 2004の3製品。
同社によると、修正パッチは現在開発中であり、Norton Internet Security 2004/Professional for Windows用のパッチは4月8日から、Symantec Norton AntiSpam 2004用のパッチは4月19日より、LiveUpdateで提供すると発表している。