リブリエは、ソニーが開発した新しい電子出版規格「BBeB(Broad Band e-Book)規格」に対応した電子書籍リーダー。BBeB規格は、ソニーの著作権保護技術「OpenMG」を利用した著作権保護機能を持つ電子書籍のフォーマットで、中間ファイルフォーマットにXMLを採用しているためコンテンツ作成時の拡張性が広いという。ソニーではBBeB規格をオープンな電子書籍規格としてライセンス活動を行ない、現在ではカシオ計算機、凸版印刷、キヤノンシステムソリューションズなど20社が賛同している。
電源は付属のACアダプタのほか単4電池4本でも駆動可能で、約1万ページの表示が可能。本体サイズは、126mm×13mm×19mm(幅×奥行×高)で、重さは190g(電池含まず)。なお、BBeB規格に準拠した書籍データをパソコン上で閲覧できるソフトウェア「LIBRIe LE for Windows」を4月1日より無償で公開する。
サービス提供は4月1日からで、月額210円の基本会費を支払うことでリブリエやLIBRIe LE for Windowsで閲覧できる電子書籍を1冊315円から購入でき、購入した書籍は60日間閲覧が可能。そのほか、ジャンルや読者層ごとに分けられたメンバー制サービス「Club会員」も用意する。Club会員は、月額630円~1,050円(ジャンルごとに異なる)を支払う事により毎月3冊~5冊の電子書籍を閲覧することが可能になるほか、他ジャンルの電子書籍を割り引くサービスなども用意する。