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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
富士通研、通信手段を自動選択する「ユビキタスIP電話システム」を開発

 富士通研究所は、通信手段を自動選択し、インターネットやイントラネットの区別なく連絡が取り合える「ユビキタスIP電話システム」を開発したと発表した。2004年中に、富士通のプレゼンスサービス基盤「FLAIRINC」の拡張機能として製品化する予定だという。

 今回、開発されたユビキタスIP電話システムでは、RFIDタグで検出した位置情報、およびパソコンやPDAなどのネットワーク接続情報のプレゼンスを統合し、ユーザーの場所や環境に応じて、通信手段を自動的に選択するシステム。通話先が社内にいる場合はIP-PBX装置と連携して内線電話に着信するほか、外出時には携帯電話やIP電話ソフトウェアなどに自動的に着信することもできる。

 プレゼンス機能の通信プロトコルには「SIP/Simple」を採用。プレゼンスを監視・中継する専用サーバーをファイアウォールの内外に設置するだけで、特別な設定の必要なく、ユーザーの場所や状況などを管理できるとしている。

 同研究所ではユビキタスIP電話システムにより、相手の場所や状況に応じて、電話番号や通信手段を使い分ける必要なく、業務コミュニケーションの効率化が図れると説明。今後は、電子メールなど他の通信手段への対応や、スケジュールシステムとの連携した関連情報の収集など、実用化を目指した開発を進めていくという。


システムイメージ

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URL
  ニュースリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/04/16.html

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(村松健至)
2004/04/16 14:02
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