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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
「CASSHERN」紀里谷監督と主演の伊勢谷友介を迎えたチャットイベント

 Yahoo! JAPANは、映画「CASSHERN」の紀里谷和明監督と主演の東鉄也(キャシャーン)役を演じた伊勢谷友介を迎えたチャットイベントを開催した。イベントに参加したユーザーは9,480人で、4,290の質問が寄せられた。


 イベント2日後の24日には映画「CASSHERN」の公開が控えていることもあり、質問は映画の話題が中心となった。「一番好きなシーンは?」という質問に紀里谷監督は「“全部見てください”と言いたいところだけど」と前置きした上で、「大滝秀治さんが出てくるところがカッコいい。大滝秀治さんのファンなので」とコメント。伊勢谷氏は「森の中で久美ちゃん(上月ルナ役の麻生久美子)と抱き合うシーンは編集的に新しい形だと思います。監督を隣にして言うのも何だけど」と感想を述べた。

 「原作の重視した部分は?」という質問に紀里谷監督は「子供の頃に見ていて印象深かった悲しみや痛みを忠実に再現したつもり」と回答。「オリジナルを見た人なら、わかってもらえるだろうと思ってます」と付け加えた。

 「映画の出来は何点ですか」という質問に紀里谷監督は「(自分の作った作品に)100点って言える監督っているのかなぁ」と述べた後、「素晴らしい作品で、やるだけのことはやったと思っているので、100点というより100%かな」と答えた。

 「CASSHERNは友達と見るべきですか、それとも恋人と見るべきですか?」との質問に伊勢谷氏は「違う見え方がすると思うので、両方試してみるといいと思う。僕は2回目のほうが面白かった」とコメント。紀里谷監督は「先入観を(劇場に)持って行くとダメだと思う。頭の中を真っ白にして、最後に出てくるテーマを一緒に来た人と話し合ってほしい。子供にはヘビーな映画かもしれないけれど、ぜひ親と一緒に見に行って、わからないところを親が教えてあげてほしい」との思いを語った。

 CASSHERNを映画化しようと思ったきっかけについて紀里谷監督は「原作は悪者を倒してハイ終わり、というのではなく、悪者にも理屈があり、戦う正義の味方にも悩みがあった。これは非常に新しいフォーマットで、テーマ性と世界観が今でも忘れられない」とコメント。「CASSHERNが好きですか?」との質問には「好きじゃなかったら2年も人生費やしていないですよ」と笑顔で答えていた。

 宇多田ヒカルの歌う「誰かの願いが叶うころ」の感想を聞かれると紀里谷監督は「本編が乱暴なんだけど、ヒカルの歌が流れるところでそれがリセットされる。歌なしで劇場から出ちゃうと厳しいかもしれない」と述べ、映画における宇多田ヒカルの歌の重要性を示した。

 イベントの最後に紀里谷監督は「いよいよあさって公開です。今までになかった映画なので、新しいものを体験すると思って心を開いて見てもらえれば嬉しいです」と語り、イベント参加者へ笑顔で手を振って挨拶、イベントを締めくくった。


関連情報

URL
  映画「CASSHERN」公開記念チャットイベント
  http://chat.yahoo.co.jp/c/events/info/2004/04/22/042204casshern.html
  Yahoo!チャット
  http://chat.yahoo.co.jp/

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(甲斐祐樹)
2004/04/23 19:09
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