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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソニー、大賀典雄取締役会議長が現役引退へ

 ソニーは、取締役会議長の大賀典雄氏が取締役会議長および取締役を退任することを発表した。1月28日の取締役会で承認され、大賀氏は1月30日付けで名誉会長に退く。

 都内のホテルで開催された会見で大賀氏は、2001年11月に中国・北京で倒れて以来、健康状態がよくないことがソニーの最高責任者を退く理由になったと説明した。また、翌日の1月29日が73歳の誕生日であることも、この時期に引退を申し出た理由のひとつだという。

 大賀氏は1953年にソニーと嘱託契約、1959年に井深大氏、盛田昭夫氏に誘われて正式に入社した。記者から思い出に残った製品を問われると、1961年製オープンリールテープレコーダーの「TC-777」を挙げた。また、井深、盛田の両氏を「天才」と賞賛、「いっしょにソニーのマネジメントをしたことは誇りで、すばらしいことだ」と述べた。また、現会長兼CEOの出井伸之氏については「こうしろとかああしろとは一切言い残さない」とし、すべてを任せて身を引くことを強調した。

 なお、大賀氏が努めていた取締役会議長の職は、6月に予定している株主総会まで出井氏が代行する。


会見に臨む取締役会議長の大賀典雄氏 出井伸之会長と握手する大賀氏。この後、会場を後する際には記者団から異例の拍手も起こった

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URL
  ニュースリリース
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200301/03-003/

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(正田拓也)
2003/01/28 20:18
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