Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
スターキャット、既存のCATV網を用いた双方向100Mbpsの伝送実験

 名古屋を中心として事業を展開するCATV事業者のスターキャット・ケーブルネットワークは、シンクレイヤ、米Narad Networksと提携し、2月より双方向100MbpsのCATV網伝送実験を開始すると発表した。また、住友商事、住商エレクトロニクス、東京エレクトロンと協力し、デジタル高品質映像のIP配信実験も同時に実施する。

 今回行なわれるのは、シンクレイヤが日本国内での代理店権利を持つNarad Networksのシステムを利用したもので、既存の同軸ケーブルで上下ともに100Mbpsでの通信を実証するもの。実験はスターキャットの2局舎間で行なわれ、東京エレクトロンが開発した「Ruff Systems(ルフシステムズ)」を用いて、HD(High Difinition)やDVといった高品質の映像配信実験を行なう。

 伝送実験は2月から2カ月間行なわれる予定で、あくまでスターキャットが行なう実証実験のため、一般からモニター募集などは行なわれない。スターキャットでは、実際にユーザー向けに100Mbpsでの通信を行なうためには今回の実証実験ののち、ユーザー環境を利用した実証実験を行なう必要があるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.starcat.co.jp/ir/pdf/20030130_01.pdf
  スターキャット・ケーブルネットワーク
  http://www.starcat.co.jp/


(甲斐祐樹)
2003/01/31 15:30
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.