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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソニー、IEEE 802.11a/g準拠の無線機能を搭載した液晶テレビ「ベガ」

ワイヤレス液晶<ベガ>20V型「KLV-20WS2」
 ソニーは、IEEE 802.11a/g準拠の無線LAN機能を内蔵した液晶テレビ「ワイヤレス液晶<ベガ>20V型『KLV-20WS2』」を9月20日より発売する。オープンプライスで、市場推定価格は20万円前後。

 KLV-20WS2は、液晶ディスプレイ、メディアレシーバーユニット、同ユニットに接続して電波の受信環境を向上させる指向性外部ビームアンテナ、赤外線方式のコードレスヘッドホンで構成された製品。IEEE 802.11a(4CH)とIEEE 802.11g(3ch)に準拠した無線機能を搭載しており、メディアレシーバーに接続したテレビアンテナやDVDレコーダなどの映像をワイヤレス環境で視聴できる。両規格の無線チャネル合計7chから最適な通信回線を選択する「デュアルバンドオートスキャン機能」や、電波干渉発生時にも自動で別回線に切り替える「自動回避機能」を装備した。

 無線通信時の最大伝送速度は36Mbpsで、映像実効値は10Mbps。また、最長通信距離は100~150mで、一般家庭の場合は20~30m。なお、無線LAN通信の認証および暗号化は、同社独自方式となる。映像の送受信環境の安定化を図る「ハイブリッドアンテナシステム」も採用されており、メディアレシーバー内蔵の「ワイドエリア対応アンテナ」と、障害物の透過性を高めた外部接続アンテナ「指向性外部ビームアンテナ」の2つの異なる伝送特性を持ったアンテナを併用することで安定化を図っている。

 液晶ディスプレイの解像度は640×480ドットで、画面輝度は500cd平方メートル、視野角は170度。映像面では、ゴーストリダクションやノイズリダクション、デジタル3次元くし型フィルター、フルデジタル映像伝送システムを搭載する。また、赤外線方式のリモコン信号を液晶ディスプレイ部で受信し、メディアレシーバーへ無線転送する「AVマウススルー」機能を装備。製品には、メディアレシーバーに接続するAV機器に取り付けるAVマウスを2個同梱する。

 このほか本体機能としては、テレビ番組視聴時に任意の画面を一時的に本体メモリへ保存、子画面で表示できる「画面メモ」機能や、同じく本体メモリを利用して番組を10秒前まで遡って再生できる「リプレイ機能」を装備した。搭載チューナーは、メディアレシーバー側に地上アナログ×1、BSアナログ×1。メディアレシーバー側の入力端子は、S映像×2、コンポジット×3(デコーダ入力兼用)、D1×1で、液晶ディスプレイ側の入力端子はS映像×2、コンポジット×2、D1×1、ヘッドフォン端子×1をそれぞれ装備する。

 本体サイズは、液晶ディスプレイが50.4×11.1×48.7(幅×奥行×高)で、重量は7.8kg。メディアレシーバーが21.5×26.0×6.5(幅×奥行×高)で、重量は1.25kg。なお、別売オプションとして、フロアスタンド「SU-FS200」(標準価格60,900円)と壁掛け用取付金具「SU-W210」(16,800円)の2製品も用意される。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200408/08-0816/
  製品情報
  http://www.ecat.sony.co.jp/wega/products/index.cfm?PD=17808&KM=KLV-20WS2

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(村松健至)
2004/08/18 15:47
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