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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ニコン、無線LANでデジタルカメラの画像を容易に転送するための技術

 ニコンは、デジタルカメラの画像を無線LANで容易に転送するための技術を開発したと発表した。当初はプロフェッショナル向けの製品で採用し、将来的にはニコンのデジタルカメラ製品で幅広く展開する予定だという。

 この技術は、現在USBケーブルでのデータ転送に用いられているプロトコル「PTP(Picture Transfer Protocol)」を無線LAN向けに拡張した米FotoNationの技術「PTP/IP」をベースとしたもの。ニコンではこのPTP/IPを基本として独自にデジタルカメラへの応用を行ない、コンピュータとの間での画像転送を実現したという。

 ニコンでは無線LAN経由でデジタルカメラの画像を伝送できるIEEE 802.11b準拠のワイヤレストランスミッタ「WT-1」をデジタル一眼レフカメラ「D2H」のオプションとして発売しているが、この製品ではカメラやPCにFTPの設定が必要だった。ニコンが開発した本技術では、USBでデジタルカメラとPCを接続する感覚で、無線LANでの画像伝送が可能になるという。

 本技術は現在、FotoNationとMicrosoftの協力を受けて実用化・製品化が進められている。当初はプロフェッショナル向けに提供を開始するが、今後はニコンのデジタルカメラに広く採用し、個人向けの「COOLPIX」シリーズにも展開していく予定。

 また、MicrosoftではPTP/IPをベースとして、画像以外の音楽ファイルや動画ファイルでも扱えるよう拡張した「MTP」の開発を進めていく。ニコンではPTP/IPでこのMTPをサポートするほか、CIPA(カメラ映像機器工業会)に対してPTP/IPの標準規格化を働きかけていく方針。


関連情報

URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/

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(甲斐祐樹)
2004/09/13 13:01
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