Windows XPに関する修正プログラムは、ネットワーク プレースの追加ウィザードなどで用いられるWindows リダイレクタにおける未チェックのバッファにより、悪意のあるユーザーによってワームの感染、データ削除、トロイの木馬の実行といった攻撃を受ける可能性があるという。対象となるOSはSP1を含むWindows XPで、マイクロソフトではこの修正プログラムの深刻度を「重要」と位置づけている。
一方のIEに関する修正プログラムは、深刻度が「緊急」と最高レベルに定義されている。マイクロソフトによれば、セキュリティドメインのチェックに問題があるため、ユーザーが閲覧するWebサイトの情報を別ドメインのアプリケーションに取得されてしまうという。このため、ワーム感染、データ削除といった悪意ある攻撃を受ける可能性があるほか、ユーザーのパソコン内のファイルが読み取られる危険性もあるという。この修正プログラムの対象は、IE 6 SP1/for Windows XP、IE 5.5 SP2、IE 5.01 SP3 for Windows 2000となっている。