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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東西、シェアドアクセス方式の事業者間接続料金見直し等の認可申請

 NTT東日本およびNTT西日本は13日、加入者系光ファイバを複数ユーザーで共有するシェアドアクセス方式のアンバンドルメニューについて、総務大臣に対して接続料金などの認可申請を行なったと発表した。両社では認可を得たのちに、接続約款の変更を速やかに実施する予定だ。

 今回の料金体系の見直しは、シェアドアクセス方式における光信号分岐端末回線のうち、他事業者が設置申し込みごとに新設して使用する引き込み線部分に関するもの。なお、光信号主端末回線の接続料金については従来通りとなる。

 NTT東西では見直しに伴い、引き込み線設置コストの一部を工事費として新たに設定する。工事費用はNTT東西で異なり、光信号分岐端末回線接続工事費は、NTT東日本が5,511円(平日の場合)、NTT西日本が5,870円。また回線を収容するキャビネットなどの設置工事費は、NTT東日本が1,918円(平日の場合)、NTT西日本が1,954円。

 また、短芯ケーブルの撤去工事費用は、NTT東日本が9,655円、NTT西日本が11,745円で、キャビネット撤去時にも工事費が発生する。このほか、短芯ケーブルが未償却の場合には、未償却残高を負担する必要がある。

 設置工事費用と撤去時負担金の設定に伴い、月額接続料金についても両費用相当額を除いた水準に見直される。ただし、ユーザーとの契約終了後も、短芯ケーブルを残置した場合には月額接続料を継続して負担する必要がある。なお、すでに現行料金の適用を受けている回線については、約款変更後も現行料金で引き続き提供される。

 あわせて、アンバンドルメニューの追加も行なわれ、新たに光信号分岐端末回線および光信号主端末回線を組み合わせたメニューが提供される。このほか、他事業者の要望に応じて光配線区域情報の提供も開始される。調査費用は、NTT東日本が7,667円、NTT西日本が6,461円。


関連情報

URL
  ニュースリリース(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0410/041013b.html
  ニュースリリース(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0410/041013b.html

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(村松健至)
2004/10/13 17:03
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