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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
松下、ネットワークカメラのモニタリングが可能な無線ルータなど3製品

 松下電器産業は、同社製のネットワークカメラと連携可能なIEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN製品3製品を12月17日に発売する。いずれもオープンプライスで、店頭販売価格は無線LANルータ「BL-BR30」が3万円前後、無線LANコンバータ「BL-WA30」が18,000円前後、無線LANアクセスポイントとネットワークカメラがセットになった「BL-C30K1」が5万円前後となる見込み。

 今回発表されたBL-BR30とBL-WA30、BL-C30に付属する無線LANアクセスポイント「BL-AP10」は、いずれもIEEE 802.11aとIEEE 802.11b/gを切り替えて利用できる無線LAN製品。通信モードは、IEEE 802.11aモード、IEEE 802.11bモード、IEEE 802.11b/gモード、IEEE 802.11gモードの4種類で、無線LAN機器間の中継を行なうリピータ機能もサポートする。

 あわせて同社では、同社製ネットワークカメラ専用の録画プログラムソフト「BL-CP200」を12月17日に発売する。オープンプライスで、店頭販売価格は2万円前後となる見込み。


IPv6やVPN機能をサポートした無線LANルータ「BL-BR30」

無線LANルータ「BL-BR30」
 BL-BR30は、IPv4およびIPv6に対応した無線LANルータ。最大16台までのカメラをWebブラウザ上で同時に監視できるカメラコントロール機能を搭載し、外部からカメラで撮影した画像もIPsecによりVPN通信でモニタリングできる機能もサポートする。

 また、同社製の有線LAN/無線LAN両対応のネットワークカメラ「BL-C30」や、無線LANコンバータ「BL-WA30」を、本体と有線接続することで設定できる「無線おまかせせってい機能」を搭載。ネットワークカメラの場合では、IPドレスやポート番号を自動設定する「カメラおまかせせってい機能」も利用できる。

 有線LANスループットは、IPv4通信時が最大98Mbpsで、IPsecのVPN通信の場合は約40Mbpsのスループットを計測するという(いずれも公称値)。本体機能としては、同時2セッションまでのPPPoEマルチセッションや、UPnP、VPNパススルー、SPI、各種フィルタリング機能などを搭載。無線LAN機能では、無線LAN高速化技術「Super A/G」や64/128/152bitのWEP、WPA(TKIP/AES)などをサポートする。

 本体インターフェイスには、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4ポートをそれぞれ搭載した。本体サイズは約204×140×36mm(幅×奥行×高)で、重量は約330g。なお、同製品はIPv6 Forumが制定する「IPv6 READYロゴ」を取得済み。


リピータ機能も利用できる無線LANコンバータ「BL-WA30」

無線LANコンバータ「BL-WA30」
 BL-WA30は、有線LANインターフェイスを持つパソコンなどを無線LAN化できるクライアントモードと、無線機器間の中継を行なうリピータモードを備えた製品。両モードは排他利用となり、本体スライドスイッチにより切り替えられる。

 無線LANセキュリティ面では、64/128/152bitのWEPをサポートする。また、10BASE-T/100BASE-TX×1ポートのLANインターフェイスも装備した。本体サイズは約110×91×27mm(幅×奥行×高)で、重量は約120g。


無線アクセスポイントとネットワークカメラがセットの「BL-C30K1」

BL-C30K1は、アクセスポイントとネットワークカメラがセットになった製品
 BL-C30K1は、IEEE 802.11a/b/g準拠の無線LANアクセスポイント「BL-AP10」と、IEEE 802.11g準拠の無線LAN/有線LAN両対応のネットワークカメラ「BL-C30」がセットになった製品。

 BL-AP10の無線LAN機能としては、無線LANの空きチャネルを探索して自動設定する機能を搭載するほか、64/128/152bitのWEPといったセキュリティ機能もサポートする。また、本体インターフェイスとして10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載する。

 BL-AP10の本体サイズは約110×91×27mm(幅×奥行×高)で、重量は約120g。BL-C30の本体サイズは約74×73×98mm(幅×奥行×高)で、重量は約200g。なお、BL-AP10の単品販売は行なわないという。

 このほか同社では、11月16日付けで発表したテレビ上でネットワークカメラをモニタリングできるシステム「KX-MS10」に同梱されるテレビアダプタ「BL-WV10」を12月17日より単品販売する。オープンプライスで、店頭販売価格は4万円前後となる見込み。製品には専用リモコンが付属する。


テレビアダプタ「BL-WV10」 録画プログラムソフト「BL-CP200」のパッケージイメージ

関連情報

URL
  ニュースリリース(無線LANコンバータ「BL-WA30」など3製品)
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn041118-1/jn041118-1.html
  ニュースリリース(テレビアダプタ「BL-WV10」)
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn041118-2/jn041118-2.html

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(村松健至)
2004/11/18 17:57
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