東芝は、HDD・DVD・VHS対応の3in1レコーダ「RD-XV34」を3月中旬に、「RD-XV44」を3月中旬に、デジタル放送録画に対応した「RD-Z1」を3月中旬に発売する。オープンプライスで、店頭販売価格はRD-XV34が85,000円前後、RD-XV44が100,000円前後、RD-Z1が240,000円前後の見込み。
■ インターネット接続で細かな放送延長設定が可能に
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160GB HDD搭載の「RD-XV34」
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250GB HDD搭載の「RD-XV44」
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背面はRD-XV34、RD-XV44とも共通
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RD-XV34、RD-XV44は、どちらもHDD、DVD-R/RW/RAMレコーダ、VHSビデオデッキを搭載した3in1レコーダ。RD-XV34が250GBのHDD、RD-XV44が160GBのHDDを搭載し、本体カラーが異なる以外の機能は両機種とも同一で、10BASE-T/100BASE-TXのイーサネットポートも搭載。DVDの書き込み速度は、DVD-Rが8倍、DVD-RWが4倍、DVD-RAMが5倍で、DVD-RAMはカートリッジに対応する。本体サイズは430×388×97mm(幅×奥行×高)、重量は7.8kg。
地上アナログチューナーを2基搭載し、2番組同時録画が可能な「W録」機能に対応するほか、EPGはADAMSとiNETの2つをサポート。VHS・HDD・DVDの録画を同じEPG画面で設定できる点も特徴で、VHS・HDD・DVD間の6WAYダビングにも対応する。また、番組延長機能が新たに搭載された。なお、LAN経由でRDシリーズ間の番組無劣化ダビングが可能な「ネットdeダビング」機能には対応していない。
番組延長機能はADAMSの場合、野球延長とドラマ最終回延長の2種類が設定可能。野球延長は19時~21時の放送時間で番組表に「野球」の文字が入り、ジャンルが「スポーツ」または「野球」の番組が対象になる。ともに「番組ナビ」からの予約時のみ動作し、野球延長は30/60/120分からユーザーが設定した時間だけ翌朝5時まで延長、ドラマ最終回延長は10分単位で放送時間枠に合わせて終了時間を延長する。
また、インターネット経由のiNETの場合、ジャンルに関係なく全番組・全時間帯で延長機能が利用可能。延長範囲はサーバー側のデータに依存するが、10分ごとの細かな延長が設定できる。また、iNET経由であれば、毎週放送するレギュラー番組の情報をサーバーから取得、デフォルトで毎週録画に設定できる機能も利用できる。
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RD-XV34
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RD-XV44
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RD-XV34/44のEPG画面。HDD・DVD・VHSの録画予約を同一画面で設定できる
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HDD・DVD・VHS間のダビング機能
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DVD1枚の容量に合わせてダビングする「1枚分ぴったりダビング」
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HDDからクイックメニューでVHSへの録画も可能
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■ ネットdeダビング搭載のデジタル放送録画対応「RD-Z1」
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600GB HDD搭載の「RD-Z1」
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RD-Z1の背面
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RD-Z1は、新たにTSモード(ストリーム録画)に対応し、地上デジタル・BSデジタル・110度CSといったデジタル放送の録画が可能になったRD新モデル。東芝のHDD搭載DVDレコーダの最上級機種との位置付けで、設計もXシリーズとは異なり新たに開発、記録回路や再生回路に加えて電源の仕様なども一新されている。
HDD容量は600GBで、対応するDVDはDVD-R/RW/RAM。DVDの書き込み速度はDVD-Rが8倍、DVD-RWが4倍、DVD-RAMが5倍で、DVD-RAMはカートリッジ対応。地上アナログのゴーストリダクションチューナー(GRT)、スカパーの録画予約が可能なスカパー!連動機能も搭載する。なお、RD-XV34/44の新機能「野球延長」「ドラマ最終回延長」はRD-Z1には搭載されないが、ネットdeダビング機能には対応する。
録画モードはTSモード以外に従来と同様VRモードもサポート。デジタルとアナログの2番組同時録画にも対応する。TSモードでの録画はデジタル放送のみ対応し、デジタル放送をそのままHDDに記録する。VRモードはデジタル放送・地上アナログ・外部入力ともに録画が可能だが、内蔵のMPEG-2エンコーダで圧縮した上で録画する。また、TSモードはHDDのみ録画可能で、VRモードはHDD以外にDVDにも直接録画が可能な点が異なる。
コピーワンス番組の操作性も改善が図られ、HDD上でのチャプター分割やプレイリスト作成、HDDからDVD・D-VHSへのムーブが可能になった。なお、D-VHSへムーブできるのはTSモードのみで、VRモードでD-VHSへムーブすることはできない。EPGはデジタル放送・アナログ放送・スカパー!を同一画面で表示できる「DEPG Ver.3」を搭載。TSモードとVRモードの同時録画予約にも対応する。
本体サイズは430×356×115mm(幅×奥行×高)、重量は10.8kg。付属のリモコンはジョグダイヤルが新たに採用されている。
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RD-Z1
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RD-Z1のリモコンはジョグダイヤルを搭載
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RD-Z1のEPG画面
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■ URL
ニュースリリース(RD-XV34/44)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_02/pr_j0902.htm
ニュースリリース(RD-Z1)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_02/pr_j0903.htm
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(甲斐祐樹)
2005/02/09 15:06
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