マイクロソフトは、Windows XPに標準搭載されている無線LANの自動設定機能「Wireless Zero Configuration」を無効にすると、システムの起動時間が約2分ほど長くなる場合があることを公表した。Windows XP Home Edition/Professional Editionで影響がある。
マクロソフトによれば、Windows XPでは無線LAN環境でアクセスポイントを発見できない場合、接続先を繰り返し探し続ける。Wireless Zero Configurationが起動していれば、こうした検出作業を繰り返さないように制御するが、無効にすると検出作業を続けてしまい、システムの起動時間が約2分ほど長くなってしまうことがあるという。また、Wireless Zero Configurationを無効にした場合、OSとネットワークデバイスとの処理が正常に完了しないため、WebClientサービスが起動しない可能性もあるとしている。
こうした問題を受けてマイクロソフトでは、Wireless Zero Configurationを有効にしておくことを推奨すると呼びかけている。