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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
GDO事業戦略、「ゴルフ動画コンテンツの充実や若年層の取り込みを図る」

 ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は、2005年度における同社の事業戦略説明会を開催した。


トーナメントのハイライト映像などの動画コンテンツの充実を予定

GDOの石坂社長
 GDOは、インターネット上でのゴルフ用品販売やゴルフ場予約サービス、ゴルフ関連ニュースや動画配信などを中心に「ゴルフ用品eコマース事業」「ゴルフ場向けサービス事業」「メディア事業」の3事業を手がけている。

 このうち、メディア事業について同社代表取締役社長で最高経営責任者の石坂信也氏は、「数年前から動画コンテンツを開始していたが、今年が当社にとっての動画元年と考えている」とコメント。「権利関係で現在はトーナメント前の取材映像のみの配信となっているが、今後はトーナメント自体のハイライト映像なども配信していきたい」と動画配信における今後の展開を示した。

 なお、同社では2005年3月4日~6日に開催された「ダイキンオーキッドレディースゴルフ」に出場した宮里藍選手や横峰さくら選手などの開幕前の取材映像のほか、レッスンプロを起用した商品紹介動画の配信をすでに開始している。

 石坂社長はまた、「コミュニティ・コンテンツも重要な要素」と語り、同社が提供する「スコア管理」サービスを紹介。同サービスでは、スコア管理に加えて、スコア改善のための傾向と対策やランキング、クラブの使用率などの管理も可能で、すでに約12万人のユーザーが利用しているという。また、複数のユーザー間でスコアをはじめとしたゴルフ状況の確認ができる「GDOサークル」のサークル数も1,300サークルに達していると説明した。


レッスンプロを起用した商品動画も配信。今後はトーナメントのハイライト映像も配信したい考えだという スコア管理やGDOサークルも好評だという

登録会員数は57万人。今後は若年層の取り込みも図るプロジェクトも

登録会員数の推移
 その上で、ゴルフ場予約サービス利用時に必要な登録料無料の会員サービスへの登録者数が2005年2月に57万人を突破した点を挙げ、「今後は現在のコアターゲットである30代~40代の男性以外にも顧客層を広げたい」と述べた。具体的には、「ゴルファーの中心層である50~60代の男性や、インターネットを利用する中心層である20~30代の男女層について、取り込みを図りたい」と考えているという。特に、20~30代の年齢層ではゴルフをプレイしたことのないユーザーも少なくなく、「ゴルフ自体の魅力を伝えながら、顧客層拡大を図る必要がある」とも述べた。

 なお、57万人の会員の内訳は、男性が約9割、女性が約1割程度だという。ただし、石坂社長は「正確な数値は分からないが」と前置きした上で、「ゴルフ場の予約では4人で申し込む割合が高く、メンバーの中に女性がいると思われるため、潜在的には女性ユーザーももう少しいるのではないかと考えている」とした。

 石坂信也社長はまた、ゴルフにおける構造変革として「会員権ビジネスからサービス業としてのビジネスモデルの変化」「個人ニーズの台頭」「ゴルフ用品の技術革新」の3点を挙げ、「ゴルフのカジュアル化が進む中で、より顧客の声を聞いてサービスに活かしていくべきである」とコメントした。

 加えて、ゴルフ人口やゴルフコース参加率、ゴルフ用品市場の規模が2002年から2003年にかけて底を打ち、微増傾向にあると指摘。石坂社長は、ブロードバンド加入者数がこの数年で大幅に伸びてきており、「当社のようなインターネットでゴルフビジネスを展開している会社の存在も、ゴルフ業界全体におけるマクロ的な数値の変化に影響を及ぼしているのではないか」と語った。

 石坂社長によれば、同社のEコマース分野での2004年年度売り上げ実績見込みが約50億円とゴルフ用品小売市場全体の1.5%に、ゴルフ場への送客数も2004年度で100万人突破を突破して市場全体の1.12%になる見込みだという。その上で、石坂社長は「米Amazonの書籍売り上げが市場全体で1%を超えたところから、取り扱い点数や商品販売力が伸びたと言われており、当社も今後ますます勢いをつけて行きたい」とした。


現在のコアターゲットと今後取り込みを狙う性別および年齢層分布 ブロードバンド加入者数とゴルフ人口などとの比較

 今後の戦略として石坂社長は、「ゴルフ領域の深堀り」と「ゴルフを軸にした水平展開」の2点を挙げ、「2、3兆円と言われるゴルフ市場の中で、いかにシェアを確保していくかを重視している」とコメント。「ゴルフ領域の深堀り」に関しては、2部のプロゴルフツアーを主催するほか、中国や韓国をはじめとした東アジア地域への展開も図っていく考えだという。

 また、「水平展開」については、テニス総合サイト「tennis365.net」を運営するスポーツバンガードに資本参加した点を挙げ、「カテゴリに特化した複数の専門サイトが協力して、会員メリットの拡張や物流の合理化を図る」としている。このほか石坂社長は「今後は若年層の開拓と新しいゴルフスタイルの提案を目的としたプロジェクトを準備しており、2005年度の上半期には発表できるのではないか」と述べた。


同社の事業展開マップ ゴルフを軸にした水平・深堀戦略を進めるという

関連情報

URL
  ゴルフダイジェスト・オンライン
  http://www.golfdigest.co.jp/

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(村松健至)
2005/03/16 17:17
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