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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
TCPポート445番をスキャンするトロイの木馬型ウイルス「DELODER」

 ウイルス対策企業らは、TCPポート445番をスキャンするトロイの木馬型ウイルス「DELODER」を警告している。リモートコントロールソフトを利用し、Administratorとして接続を試みる。

 このウイルスは、ログイン時に“000000”“administrator”“password”など約70種のパスワードを入力する。複雑なパスワードを設定しておけば、ウイルスの侵入を拒むことが可能だ。

 リモートログインに成功すると、ウイルスは「Dvldr32.exe」というファイルを作成、レジストリー情報を書き換え自動起動を可能にする。悪用されているリモートコントロールソフトは、フリーで頒布されている「PsExec」だ。また、以下のパスに「inst.exe」のファイル名で自身のコピーを作成するほか、Windowsのシステム共有設定をすべて無効にする。

C:\WINNT\All Users\Start Menu\Programs\Startup\
C:\WINDOWS\Start Menu\Programs\Startup\
C:\Documents Settings\All Users\Start Menu\Programs\Startup\

 トレンドマイクロでは、危険度「中」、イエローアラートとして警告している。また、SymantecやF-Secureでは危険度「2」として警告している。現在、ウイルスは中国から発生したものと報告されている。

 トレンドマイクロでは、このウイルスはWindows 2000/XPでのみ活動可能としているが、Symantecでは、Windows 95/98/Me/NTも影響を受けるOSとしている。


関連情報

URL
  WORM_DELODER.A(トレンドマイクロ)
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_DELODER.A
  W32.HLLW.Deloder(シマンテック)
  http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.hllw.deloder.html


(岡田大助)
2003/03/10 19:44
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