ぷららネットワークスとNTT-MEは、NTT東西のIP電話対応端末を利用したIP電話サービスを発表した。ぷららは「ぷららフォン for フレッツ」を、NTT-MEが運営するWAKWAKは「WAKWAKフォン」を、ともに3月19日より開始する。国内加入電話への通話料金はともに3分8円。
このサービスは先日NTT東西が発表したフレッツ・ADSL、Bフレッツユーザー向けのIP電話対応端末を利用したもので、どちらも独自に構築したVoIP基盤ネットワークを利用してサービスを展開する。ぷららのVoIP基盤ネットワークはBIGOBE、フリービットなどが採用する一方、NTT-MEのネットワークはASAHIネットが採用。同一のVoIP基盤ネットワークによるIP電話間は「050」番号を利用して無料で通話できるほか、ぷららフォン for フレッツとWAKWAKフォン間の通話も無料と発表されているため、この2つのネットワークの相互接続は実施されていることになる。
ぷららフォン for フレッツは、初期費用が無料、月額料金は280円で、日本国内は全国一律3分8円で通話できる。国際電話は1分ごと課金され、通話料金は米国が1分2.5円となる。対するWAKWAKフォンは月額料金280円は同額だが、初期費用として500円が必要。ただし、NTT-MEは登録月の月額料金が無料になるほか、ぷららはインターネット接続サービスが280円割り引かれるため、月額料金は実質無料となる。通話料金は国内が3分8円と同額だが、米国への通話は1分9円と高くなる。