財団法人日本相撲協会、インテル、NTT-BP、ニッポン放送プロジェクトの4社は、東京都墨田区の両国国技館にて大相撲や国技館の情報を無線LAN経由で配信するサービス「Sumo Live TV powered by Intel」の提供を開始した。無料で利用可能で、サービスは5月8日より開催されている大相撲五月場所より開始された。
Sumo Live TV powered by Intelのサービスは、日本相撲協会がコンテンツの制作と監修をするほか、トータルアドバイザーをインテルが、システム構築をNTT-BPが、配信サービス運用をニッポン放送プロジェクトが担当する。サービスの利用は無料で、観戦者は無線LAN機能を搭載したノートパソコンを持ち込み、アクセスポイントごとに割り当てられたESSIDを設定することで専用コンテンツを視聴できる。コンテンツは、大山親方が相撲を解説する「大山親方の相撲基礎講座」や裏方を紹介する「裏方さんの仕事紹介」、国技館のラジオ番組「どすこいFM」の放送席を中継する「どすこいFM放送席中継」などの動画コンテンツを300kbpsで配信するほか、国技館内の施設を紹介する「国技館館内マップ」や星取表などの情報を提供する。
サービス提供は5月8日からの大相撲五月場所より開始している。今後国技館で開催される一月場所、五月場所、九月場所でも配信する予定だ。利用推奨環境は、Centrino モバイル・テクノロジのほか、OSにWindows XP、メモリを128MB以上を搭載するノートパソコンで、Internet Explorer 5以上とWindows Media Player 9以降が必要となる。なお、Sumo Live TV powered by Intel経由でのインターネット接続はできない。
今回のSumo Live TV powered by Intelサービス開始について、日本相撲協会理事広報部長の高砂浦五郎親方は「大相撲がより国際化、多様化する中でインターネットを利用したサービスも必要と考えていた」とサービス開始の経緯を説明し「サービスを開始したばかりで勉強することも多いが、需要と供給のバランスを図りながら内容の充実を図りたい」とサービスへの意欲を表わした。また、インテル代表取締役共同共同社長のグレッグ・ピアーソン氏は「相撲という非常にエキサイティングなサービスに参加できて光栄です」とコメントした。