東急文化村は、NTT東日本およびNTT西日本のフレッツシリーズユーザー向けに提供しているコンテンツ「Bunkamura on フレッツ」の一環として、音楽や演劇など芸術情報を配信するコンテンツ「CLUB MAGAVISION(クラブマガビジョン)」の配信を5月12日に開始する。利用料金は月額1,000円で、5月31日までは無料で配信する。
クラブマガビジョンの配信は、NTT東西のBフレッツおよびフレッツ・ADSL、NTT西日本のフレッツ・光プレミアムのユーザーが対象。料金は月額1,000円で、5月31日までは無料で配信する。動作環境は、OSがWindows XP/2000、CPUがIntel Pentium III 800MHz以上、メモリが256MB以上を推奨するほか、32MB以上のVRAMを搭載したビデオカード、16ビットサウンドカードが必要となる。コンテンツの視聴にはInternet Explorer 6.0以上またはNetscape Navigator 7.1 以上とMacromedia Flash Playerを使用するとともに、動画の視聴にはWindows Media Player 9以上を使用。配信帯域は1Mbpsと2Mbpsを用意し、今後4Mbpsまで拡張する予定だ。なお、6月よりBunkamura on フレッツ紹介サイトにてクラブマガビジョンのダイジェスト版を公開するほか、Bunkamuraの館内チケットセンター前など6カ所にクラブマガビジョンを視聴できる体験コーナーを設置している。
クラブマガビジョンの編集長であるオフィスインターフェイス取締役の二村好昭氏は「精神的にも経済的にも余裕のある、大人の読者をターゲットとした」「雑誌にはできない動くこと、音が使えることを駆使してパソコンを雑誌として読ませる工夫を至るところで施した」とコンセプトを語った。また、クラブマガビジョンの提供開始にあたり東急文化村代表取締役副社長の田中珍彦氏は「昨年からBunkamura on フレッツで約100本の作品を配信した中から、Bunkamuraのテイストを欲しがっているユーザーがいることを実感した」とインターネットでの配信事業での成果を述べ、「社会が大きく変化する中で、劇場事業がどう変わるべきかを具体的に表わした」「人間は24時間しか時間を持てない点に重きを置き、見たい、読みたい、聞きたい時間を24時間から抽出してもらいたい」と期待を表わした。同社によれば、初年度で1万人のユーザー獲得を目指すという。