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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
総務省、ブロードバンドコンテンツの制作や流通を検討するシンポジウム

 総務省は、今後のブロードバンドコンテンツの制作・流通の促進に向けた課題や取り組みの方向性などを検討するシンポジウム「ブロードバンド・コンテンツの制作・流通の促進に向けて」を6月28日に開催する。対象は放送や通信、配信事業者や権利者団体、メーカーなど。

 総務省では、2003年7月に決定した「e-Japan戦略II」、2004年6月決定の「e-Japan重点計画-2004」といった政府決定などによる策定を受けて、2002年から2004年までブロードバンドコンテンツの制作・流通促進を図るため実証実験を実施。このうち、「著作権クリアランスの仕組みの開発・実証」(権利クリアランス実証実験)では、放送番組などの映像コンテンツをネットワーク上で流通させる際の課題となる権利問題に関して、著作権などの権利処理をメタデータを利用して円滑化する目的として実施された。

 また、「ブロードバンド・コンテンツ流通技術の開発・実証」(高度コンテンツ流通実験)では、光ブロードバンドネットワークの急速な普及を背景に、放送コンテンツをはじめとしたブロードバンドコンテンツのネットワーク流通における促進や、メタデータを活用した多用なコンテンツ配信サービス実現に向けて実証実験を実施したという。

 6月28日に開催されるシンポジウムは、各実証実験で得られた成果の紹介や認知・理解の向上に加えて、民間分野での成果の活用を促進することが目的で、放送事業者や通信事業者、メーカー、権利者団体などの関係者や有識者を招いたディスカッションも行なわれる。なお、同シンポジウムへの参加申し込みは財団法人マルチメディア振興センターのWebサイトにて、応募要項が掲載されている。


関連情報

URL
  総務省 報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050610_5.html
  財団法人マルチメディア振興センター
  http://www.fmmc.or.jp/


(村松健至)
2005/06/13 12:22
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