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「映像とブログで情報に奥行きを持たせる」OCNの「TALKING JAPAN」
~1月11日配信にはゲストに相武紗季が登場~

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が10月からOCN会員向けに配信を開始したブロードバンド番組「TALKNG JAPAN」。第7回となる1月11日には相武紗季がゲストとして登場、自分の愛用品や自身がヒロイン役を演じる映画「Beat Kids」について語った。


「新世代のキーマン」がテーマのOCN会員向けトーク番組

左からアシスタントの松岡洋子、ゲストの相武紗季、インタビュアーの沢田康彦氏
 TALKING JAPANは、「新世代のキーマン」をテーマにゲストを迎えてトークを展開するブロードバンド番組。雑誌編集者の沢田康彦氏がインタビュアーを、松岡洋子がアシスタントを務め、毎月2回番組を配信する。OCN会員は番組を無料で視聴可能で、OCN会員以外は各回のダイジェストを無料で視聴できる。視聴にはWindows Media Playerを利用し、配信帯域は1Mbps、300kbps、64kbpsの3種類。過去配信分もバックナンバーが用意されている。

 1月11日放送回のゲストは、OCNのイメージキャラクターを務め、OCNのテレビCMにも登場する相武紗季。ドラマ「ウォーターボーイズ」でシンクロナイズドスイミングの演技を披露した相武紗季だが、元々は顔を洗うのも怖いくらい水が苦手だったという。「それまでは男の人が活躍するスポーツしか知らなかったけど、シンクロではじめて女の人が主役のスポーツを見たら“私にもできるかもしれない”と感じて、そうしたらシンクロやることしか考えられなくなりました」とシンクロをはじめたきっかけを説明。「やっている人が少ないから」と断った上で、シンクロで県大会に出場したという経歴も披露した。

 2005年春に公開予定の映画「Beat Kids」では、相武紗季がヒロインのナナオ役を演じる。ナナオについて相武紗季は「ちょっとクールで、どんな楽器でも操ることができる天才的な音楽の才能を持った女の子」と紹介。だんじり祭りでリズムを取っている少年英二を自分のブラスバンド部へ半強制的に入部させながらも、逆に英二から人との接し方を学び、お互いに成長していくというストーリーで、「ちょっとホロリとしながらも、笑いもあるし、『かわいいな』というところもあって、精一杯何かに頑張っている姿が伝わる映画だと思います」と語った。




TAKING JAPAN収録の様子(クリックで拡大)


OCN入会後の特典としてOCN会員限定の動画番組をスタート

OCNサービス部の矢野文彦氏(左)と小林雅彦担当課長(右)
 TALKING JAPANは、キャンペーン情報や優待特典といったOCN会員向けの情報を集約したWebサイト「OCNとくするステーション」内の動画コンテンツとして、2004年10月13日よりスタートした。NTT Com OCNサービス部の小林雅彦担当課長は、OCNとくするステーションを開始した目的を「プロバイダーは入会時こそさまざまな特典が用意されているが、会員になっていただいた後の特典も重要だと考えたため」と語った。

 OCNとくするステーションでは、従来までOCNのサイト上に点在していたユーザー向けの情報を1カ所に集約するとともに、“OCN会員ならでは”の楽しさを伝えることを目的とする。また、「OCN会員だけに、プレミアム的なものも届けていきたい」との考えから、TALKING JAPANという動画コンテンツも同時にスタートした。

 小林氏は「一般にブロードバンドユーザーは増えているが、まだまだブロードバンドを活かし切れたサービスは提供しきれていないのではないか」との考えからブロードバンド番組を開始したと説明。「映像はブロードバンドならではのサービスではないかと考えている。また、単に得する情報だけを集めているだけではユーザーは来てくれない。テキストや画像だけでなく、動画コンテンツで楽しさを演出しながら、ユーザーとの接点を作っていきたい」との意気込みを語った。

 OCNではDreamNetと共同で「BBbeat」というブロードバンドユーザー向けの動画番組も2003年4月から開始しており、動画番組のノウハウや手応えはサービス開始当初から持っていたという。BBbeatも手がけていたOCNサービス部の矢野文彦氏は「会員限定ながらも、当初予想していた以上にアクセスが伸びている」とコメント、「テレビではなかなか見られないゲストのトークが価値となってユーザーに認められているのではないか」と語った。


映像とブログの組み合わせは「情報に奥行きを持たせる」

「とてもフランクで話しやすかったです」と感想を語る相武紗季
 ゲストで登場した相武紗季は「これだけ長い時間のインタビューは初めてだけど、とてもフランクな感じで楽しかったです」と感想を述べ、「沢田さんが優しかったので話しやすかったです」と付け加えた。また、自分が登場したテレビCMについても「(服装が)ちょっとびっくりしたけど魔女っぽくてかわいいのでぜひ見てください」と紹介。なお、このCMはNTT ComのWebサイトで視聴できる。

 インタビュアーの沢田康彦氏は、TALKING JAPANのようなインタビュー番組は初めての経験だという。「雑誌のプロとして紙媒体でのインタビューは経験しているが、文字で空気を伝えることは難しい。(TALKING JAPANでは)ゲストとの間合いをどう伝えていくか、素人なのでおそるおそるやっているけれど、とても新鮮で楽しい」と感想を述べた。


「ブログのおかげで番組に立体感がある(沢田氏)」
 沢田氏は、番組の配信に合わせてゲストの感想を語るブログ「沢田康彦の きょう会ったあなたは」も執筆。「(ブログは)インタビューの時に『ああ言ってればよかった』という言い訳みたいなもの」と前置いた上で、「テレビにしろネット番組にしろ、映像という表層的な情報に奥行きを持たせるのは言葉なのではないか。ブログのおかげでとても立体感のある経験をしています」と語った。

 一方で「インターネットは便利だが、便利すぎて街に出ず、足を動かさなくなってしまう。インターネットを通せば何でもずけずけと言えてしまうが、では実際に人と会った時に同じ事が言えるだろうか」という不安もあるという。「TALKING JAPANを見てもらえれば、本当に人と触れ合っているのがわかってもらえると思う。初めて会う人、しかもそれが誰が見てもとびっきりの人ばかり。その時のぼくのあせりっぷりを見てもらえれば、触れ合うことの大事さが伝わるのではないか」と語った。


「(TALKING JAPANは)テレビより身近な感じがする」と語る松岡洋子
 アシスタントの松岡洋子は、「テレビが家族のものだとするなら、パソコンは自分だけで使っている人が多いと思うので、テレビで見るよりも身近な感じがします」とブロードバンド番組についてコメント。初めての経験となるMCは「沢田さんも私も初めてなので、見てくださっている方々に近い立場でゲストの方とお話ができると思いますし、そこを見てもらえれば嬉しいです」と番組の見どころを紹介した。


関連情報

URL
  TALKING JAPAN
  http://www.ocn.ne.jp/toku/tj/
  OCNとくするステーション
  http://www.ocn.ne.jp/toku/
  沢田康彦の きょう会ったあなたは
  http://talkingjapan.blog.ocn.ne.jp/
  NTT Com TVCF MOVIES
  http://www.ntt.com/ad/tvcf.html

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(甲斐祐樹)
2005/01/11 11:01
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