Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
【Click Here!】
シスコ、VDSL技術を採用した双方向10Mbpsの構内LAN向け製品
Catalyst 2950T-24

連絡先:
シスコ コンタクトセンター
Tel: 03-6655-4433
http://www.cisco.com/jp/service/contactcenter/



 シスコシステムズ株式会社は7月11日、VDSL技術を採用、上り下りともに10Mbps通信をサポートした構内LAN向け製品など、通信機器4製品を発表した。

 Catalyst 2900LREは、VDSL技術を利用した製品で、既存の電話回線を使って、約1500mまでネットワークを配線できる。通信速度は、上り下りともに10Mbps。既存の電話回線を使用するため、LANケーブルの取り回しといった大がかりな改修工事が不要で、ネットワーク配線のないホテルや病院、集合住宅などで有効なソリューションとして売り込んでいく。製品は12ポートまたは24ポートの「Catalyst 2900LRE XLスイッチ」と、PBX(構内交換機)から音声とデータトラフィックを共存させる「Cisco LRE 48 POTS スプリッタ」、配線の終端処理をする「Cisco575 LRE CPE デバイス」から構成される。

 価格は、24ポートのLREスイッチが109万2000円、12ポートのLREスイッチが55万4000円。LRE 48 POT スプリッタが23万5000円。LRE CPE デバイスが1個4万7000円から。

 Catalyst 2950シリーズは、マルチキャスト管理機能を付加したギガビットイーサネットスイッチ。現時点では対応製品やサービスは少ないが、ブロードバンドネットワークの普及で動画配信などが急速に立ちあがりつつある。2950シリーズを使用することで、マルチキャストプロトコルを使用して配信される動画を中継したりといった運用、管理を容易に行なえる。

 製品は、10BASE-T/100BASE-TXを12ポート備えたCatalyst 2950-12が21万8000円、24ポートの2950-24が29万1000円、24ポートのほかに2ポートの100BASE-FXを備えた2950C-24が43万7000円、同じく2ポートの10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tを備えた2950T-24が34万9000円。

 また、ローエンドのレイヤー3スイッチとしてCatalyst 3550シリーズをラインナップした。10ポートの10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tを搭載し、GB ICスロットを2つ搭載したマルチレイヤーのギガビットイーサネットスイッチ。価格は168万1000円。

 Cisco1710は、常時接続環境が広がる中でセキュリティ機能を強化したアクセスルーター。IPSec DESおよび3DES VPNモジュールを搭載しており、PPPoEもサポートしている。価格は35万4000円。

 執行役員マーケティング統括の高市良治氏は、「2005年までに3000万世帯が高速インターネットアクセス網に常時接続可能な環境を整備されるというのが、e-Japanでの構想。その中でも企業市場は2000年に27兆円、2001年に30兆円の市場となっており、なかでもユーザーニーズは広帯域の製品に移りつつある。こうした中で、これからどんどんとブロードバンド対応製品を出荷していく。その第1弾として今回の製品を位置付けている」としている。


□シスコシステムズ
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/

遠藤 剛
2001/07/11 18:42

Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.