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富士ゼロックス、遠隔共有感を促進する「ユビキタス・メディアサービス」を開始
FLYCAM

連絡先:
富士ゼロックス ニュー・ビジネス・センター「ユビキタス・メディアサービス事業」担当
Tel: 03-3342-8261 (10:00-17:00、土日祝を除く)
E-Mail: support@knowledge-drive.com
http://www.ubiquitous-media.com/



 富士ゼロックス株式会社は本格化したブロードバンド環境を活用して、組織の知識を結合・連携させることで、新しい仕事のスタイルを実現する新事業「ユビキタス・メディアサービス事業」を開始すると発表した。ソニー株式会社のブロードバンドネットワークサービス「bit-drive(ビット・ドライブ)」を採用して、7月25日から営業を開始する。

 ユビキタス・メディアサービス事業とは、ブロードバンドを利用して遠く離れた人と人が、あたかもその場で対面しながら会話しているかのような、自然でリアルなコミュニケーション環境を実現しようとするもの。時間と空間の制約を取り払い、ともにビジネスが創造できる環境を提供することを目指している。

 具体的には、映像コンテンツの収録から編集・コンテンツ製作、Webサーバーへの登録、オンデマンド配信といった一連の作業をアウトソーシングする「Knowledge-Drive(ナレッジ・ドライブ)」。ビデオ映像をWebで自動配信できる機能をもち、Webブラウザから動画の検索・管理が可能で、蓄積されたビデオ映像の共有と再利用を実現する「MediaDEPO(メディア・デポ)」。複数のCCDカメラを組み合わせた360度のパノラマ撮影が可能なカメラと、Web配信サーバーを組み合わせた「FLYCAM(フライカム)」の3要素から構成されている。

 たとえば、企業・大学などの講演で、ライブ映像の自動編集・収録・保管を行ない、デジタルコンテンツをナレッジ・ドライブのコンテンツサーバーに登録、もしくはライブ配信を行なう。ライブ配信では、講演者が使用中の資料を切り替えると、遠隔地の受講者の手元に表示された資料も同時に切り替わるなどの同期配信機能が提供される。

 また、実演された講演は、動画データとしてメディア・デポが実装された動画配信サーバーに登録され、講演資料と映像が相互に検索できる形式で統合、蓄積される。

 講演の終了後、この動画データを特定のユーザーにオンデマンド配信するといった使い方も可能だ。また、こうした講演会の臨場感を、パノラマ表示が可能なフライカムで表現する、といった使い方ができる。

 「ナレッジ・ドライブ」は、リアルタイムの映像収録・資料同期配信が1回20万円から、ビデオ・オンデマンドでの配信が1カ月約25万円から。「メディア・デポ」と「フライカム」は単体でも販売し、メディア・デポはベーシックタイプが320万円から、フライカムは180度パノラマ撮影のベーシック版で220万円からとなっている。

 富士ゼロックスでは企業内配信の必要な分野や他企業との協業、教育・イベント分野を中心に展開を見込んでおり、2004年に年商100億円の規模に成長させていく考えだ。


□ニュースリリース
http://www.fujixerox.co.jp/release/2001/0724_yubikitas.html
□ナレッジ・ドライブ
http://www.knowledge-drive.com/
□ユビキタス・メディア
http://www.ubiquitous-media.com/
□富士ゼロックス株式会社
http://www.fujixerox.co.jp/

遠藤 剛
2001/07/25 16:15

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