Streaming Fountain

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野村総合研究所　CDNプロジェクト室
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E-mail: aqualink@nri.co.jp

　株式会社野村総合研究所（NRI）は米国デジタル・ファウンテン社(DFI）の開発したオンデマンドストリーミングサーバー「Streaming Fountain（ストリーミング・ファウンテン）」の販売を開始した。価格は約3000万円。

　Streaming Fountainは、従来のVOD（Video On Demand）サーバーとは異なる「メタ・コンテンツ技術」に基づいた製品。1つのファイルを送信するときに、独自のアルゴリズムにより変換処理を行ない、複数のパケットに分解する。クライアント側は任意のパケットを必要数だけ受信すればコンテンツを再現できる仕組み。

　特定のパケットが受信できないといったエラーが発生しても、任意のパケットを必要数だけ取得すればオリジナルのデータが復元できるため、パケット再送の手順を踏む必要がない。

　製品としては、3Uラックマウント型のアプライアンスサーバーで、次の特徴を備えている。

• IPマルチキャスト配信環境をサポート。
• ユニキャスト配信環境でも、VHS並みの映像品質で同時に1万ユーザーへの配信が可能（最大4.8Gbpsまで）。
• 送出に必要な帯域やサーバー内のリソース負荷はユーザー数に関わらず一定のため、サーバーやストレージ装置の多重化、キャッシュサーバーなどが不要になる。

　ストリーミングデータの配信では、MPEG、Windows Media、RealVideo、QuickTimeなど各種方式に対応できる。これは、Streaming Fountaionが、データ形式に関係なく配信処理を行なえるため。また、コンテンツ保護のための外部のDMR（Digital Rights Management：デジタル著作権管理）システムを利用することも可能だ。

　受信側のPCにはデータを復元するための専用のソフトが必要で、このソフトはWindows 98/Me/2000/NTに対応している。

□ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2001/010801.html
□株式会社野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/
□Digital Fountain
http://www.digitalfountain.com/

（遠藤　剛）
2001/08/02 18:42