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東京めたりっく、Code Redワームへの対応策を公開

 東京めたりっく通信株式会社は、Family、SOHOタイプのユーザーに貸与しているNEC製モデム「ATUR32」のファームウェアをRel5.60.56にバージョンアップした。新しいファームウェアでは、Code Redワームの攻撃に対処するための機能が追加されている。

 今回追加された機能は、モデムが持つWebサーバー機能へのアクセスを、特定のIPアドレスだけに限定できるようにするもの。この機能を有効にすることで、不特定のサイトからのアクセスを拒否できるようになる。

 同社は新ファームウェアの公開ページの中で、ATUR32が不正パケットを受信すると「大量のパケット処理のためにルーター(モデム)のCPU、メモリなどのリソースが浪費され、最悪のケースでは正常な動作が停止してしまうことも考えられる」と通知している。Code Redワームは、ほかのIISサーバーへの感染を試みる際に不正パケットを不特定多数のサイトに送信する。これをATUR32が受信すると、モデムが正常に動作しなくなる可能性を示唆したものと思われる。

 今回公開された新しいファームウェアでは、特定のIPアドレスからしかWebサーバーにアクセスできなくなるため、実質的にCode Redワームの不正パケットを拒否できる。

 なお、東京めたりっくでは内蔵Webサーバー機能のポート番号をデフォルトの80番からほかの番号に変更する措置も(Code Redワームからの防御策として)有効だとしている。


□NEC製モデム「ATUR32」の最新ファームウェア(Rel.5.60.56)
http://www.metallic.co.jp/support/firmware.html
□関連記事「東京めたりっく、ネットワーク障害の長期化はDSLモデムが原因か」
http://www0.watch.impress.co.jp/news/2001/08/07/meta.htm
□東京めたりっく通信のトラブル情報
http://www.metallic.co.jp/support/trouble/index.shtml
□東京めたりっく通信
http://www.metallic.co.jp/

笠井 康伸
2001/08/08 20:02

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