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イー・アクセス、最大で下り8Mbpsを実現するADSL接続サービスを今秋に開始

連絡先:
カスタマー・サービス・センター
E-mail: info@eaccess.net



 イー・アクセス株式会社は、下りが最大8Mbpsと高速なADSL接続サービスの提供準備を今秋をメドに進めていると発表した。採用する通信規格はG.dmt AnnexCで、現在通信機器メーカーと技術的検証を行なっている。すでに@niftyが採用を決めており、イー・アクセスと同時期にサービスの提供を開始する。

 サービスの開始時期は「今秋」としか明らかにしておらず、具体的な日程は不明。サービスエリアや料金体系も「サービス開始前には公表する」としか明らかにしていない。

 今回、イー・アクセスが採用を決めたG.dmt AnnexCは、最大で下り8Mbps、上り1Mbpsの通信速度を発揮する。従来メニューで採用していたG.lite AnnexCとの違いは、通信で使用する周波数帯域。G.liteでは550kHzまでの周波数帯を使用していたのに対し、G.dmtでは1.1MHzと倍の広さの帯域を使用することで最大8Mbpsの通信速度を実現する。

 ISDNの回線ノイズに対する耐性はG.lite同様確保されているため、同じ環境であれば周波数帯域が広がった分、通信速度は向上する。ただし、単純に2倍高速になるわけではなく、収容局からの距離や通信環境に応じて速度は変わる。イー・アクセスによれば「速くなるか、最悪でも同等。G.dmt AnnexCに変えたことによって速度が低下することはない」という。

 同社によれば、従来の接続メニューでの接続実績として70%以上が1.5Mbps、90%以上が1.0Mbpsのリングアップ速度を達成できている。リングアップ速度とは、ユーザー宅内のモデムと収容局内のDSLAM(回線の収容装置)間の回線速度。また、申し込みから開通までも9営業日以内に行なうことを原則としており、こういった回線品質、工事期間は8Mbpsの新サービスでも維持する。

 8MbpsのADSL接続サービスをすでに表明しているアッカ・ネットワークスも9月のサービス開始を予定している。両社が同じタイミングでサービスを開始するのは、G.dmt AnnexC対応通信機器の準備が整うタイミングにあわせたため。

 なお、すでにイー・アクセスと契約しているユーザーが、8Mbpsの接続サービスに移行するための方法は現時点では決まっていない。もっとも移行作業自体は、ユーザー宅内に設置したADSLモデムと、収容局に設置したDSLAMの通信モジュールを入れ換えるだけで実現できる。


□ニュースリリース
http://www.eaccess.net/jp/info/pr010809-8M.html
□イー・アクセス
http://www.eaccess.net/

笠井 康伸
2001/08/09 21:51

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