日本インターネットエクスチェンジ株式会社（JPIX）は、グローバルセンター・ジャパン株式会社（GCTR）のデータセンター内へインターネットエクスチェンジ（IX）の設置を行なうと発表した。2001年11月中旬からサービスを開始する。IXはインターネット接続事業者（ISP）のネットワークを相互に接続するハブとなる拠点。

　JPIXは1997年11月にKDDI大手町ビル内に最初のIXとなる「大手町JPIX」を設置し、2000年末に江東区青梅のテレコムセンターに第2の「ベイエリアJPIX」を開設した。現在、国内外の主要ISPなど約90社が利用しており、そのトラフィックは1年前の約1Gbpsから約3.5Gbpsまで伸びている。

　今回立ち上げる第3のサイトを「大手町第2JPIX」と位置付け、「大手町JPIX」との間を2Gbpsで接続する。さらに「大手町JPIX」と「ベイエリアJPIX」は、伝送速度156MbpsのSONET（Synchronous Optical Network、同期式光通信網）OC-3を2本を使い接続しサービスを提供している。新サイト「大手町第2JPIX」への接続料金はこれまでと同一のポート料金で利用できる。

　JPIXでは、今回、GCTRへのIX導入を決めたのは、GCTRの運用実績、回線引き込みキャリアの制約がないこと、顧客であるISP各社が同データセンターを利用していることなどから決定したとしている。

□日本インターネットエクスチェンジ株式会社
http://www.jpix.co.jp
□グローバルセンター・ジャパン株式会社
http://www.globalcenter.co.jp

（遠藤　剛）
2001/08/21 19:07