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　テキサス・インスツルメンツ（TI）は、ADSLポートの累計出荷数が世界市場全体で1000万ポートに達したことを8月22日に発表した。

　TIの半導体事業部が開発している、ADSLポートとは、DSLAM（局内のDSLモデム装置）やブリッジ、ルーターなど、ADSL向けの製品に使用されるチップセットのこと。エリクソンやIBMなどといった、世界の主要な通信機器メーカーを通じて、日本、中国、韓国、北米／南米、欧州など世界各国の市場に出荷されている。

　ADSLポートの地域別の出荷内訳は、欧州向けに675万ポートを出荷したのをはじめ、中国および韓国に150万ポート、北米、南米向けに100万ポート、そして、Annex A方式の需要の高まりへの対応などで、日本へも75万ポートを出荷している。

　TIはDSL技術を今後の通信分野の高成長分野と位置付け、ケーブル・モデム、ADSLモデム、VoIP用ゲートウエイ、ワイヤレス通信機器といった、ブロードバンド対応の通信ソリューションを開発するOEMメーカーに向けて、DSP、アナログICおよびソフトウェアで構成されるプラットフォームを提供していく。

電話交換局向け8line ADSLポート （AC5チップセット）	加入者宅内向け1line ADSLポート （ADSL CPEチップセット）

□ニュースリリース（英文）
http://www.ti.com/sc/docs/news/2001/01129.htm
□半導体事業部
http://www.tij.co.jp/recruit/company/semicon.htm
□日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
http://www.tij.co.jp/
□Texas Instruments（英文）
http://www.ti.com/

（水倉 正俊）
2001/08/22 17:13