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宅配配線で信号が分配されている場合やスプリッタをすでに使用している場合には、スプリッタがないほうの配線にADSLフィルタを接続する

ADSLを新規に契約する場合はIGM-FSCを使えばスプリッタは不要。付属の分配器で分配し音声側にADSLフィルタを接続すればよい

　株式会社メルコは、8月23日、ブロードバンド関連製品としてADSL用フィルタと信号分配器がセットになった「IGM-FSC」を標準価格1800円で9月中旬に発売する。

　一般的なADSL用のスプリッタは、収容局（電話局）からの信号を電話用とADSL用に分離する。これに対してIGM-FSCに付属するADSL用フィルタは、ADSL信号など音声信号以外の部分を除去する働きを持つ。接続は、収容局からの配線を付属のモジュラ分配機で2つに分配し、一方をADSLモデムへ、もう一方をADSL用フィルタにつなぐ。

　モジュラ分配器で分配しただけでは、どちらにもADSL信号と音声信号が混合されたままの信号が入るが、ADSLモデムは必要な周波数成分だけを処理するためスプリッタを介した場合と同様に動作する。音声側は、ADSLフィルタにより不要なノイズが除去されるため、アナログ用の電話を接続すれば普段どおり通話ができる。

　ADSLには、G.dmtとG.liteの2つの規格があり使用される周波数帯域も異なるが、IGM-FSCのADSLフィルタはどちらの規格でも使用できる。

□ニュースリリース
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2001/023_3.html
□株式会社メルコ
http://buffalo.melcoinc.co.jp/

（笠井 康伸）
2001/08/23 20:41