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　株式会社つなぐネットコミュニケーションズは、分譲マンション向けのインターネット接続サービス「e-mansion（イー・マンション）」を9月1日より開始すると発表した。e-mansionの1Mbpsの接続プランを使用した場合、月額2900円で常時接続サービスが利用できる。

　e-mansionは、分譲マンションの各住戸ごとに128Kbpsから100Mbpsまでの回線速度で常時接続サービスを提供する。費用はもっとも安い128Kbpsの「em-0」が月額1900円。このほかに初回のみ事務手数料3000円と工事費負担金1万7000円がかかる。

　1契約で5つのメールアドレスと50MBまでのWeb用ディスクスペースを利用できる。申し込みはマンション単位でまとめ、管理組合名義で行なう必要がある。つなぐネットによれば、申し込みに必要な最小住戸数などは個別に判断するという。

　マンション構内の配線には、128Kbpsから10MbpsまではHomePNAもしくはVDSLを使用する。マンション自体にイーサネットによる配線がある場合は、これを利用することもできる。なお、100Mbpsでの接続サービスにはHonePNA/VDSLは使用できず、イーサネットが必須となる。

　マンションを対象とした接続サービスの場合、各住戸への回線は同じ速度で提供される場合が多いが、e-mansionでは独自開発のルーターを使用することで住戸ごとに回線速度を選択できるのが特徴。また、契約後に回線速度を無料で変更することもできる。たとえば、最初は1Mbpsで契約、インターネットを利用する機会が増えてから、高速な10Mbpsの回線へ変更するといったことが可能である。

　マンションまでのバックボーン回線には、NTTのBフレッツなど、つなぐネットが最適と判断したものを使用する。サービス契約後でも、地域の通信インフラが整備されるなどしてさらに高速な回線が利用できるようになれば、バックボーン回線も見直しを行なうという。

□ニュースリリース
http://www.tsunagunet.com/p130827.html
□e-mansion
http://www.e-mansion.com/
□つなぐネットコミュニケーションズ
http://www.tsunagunet.com/

（笠井 康伸）
2001/08/28 21:47