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NTT西日本とタカラ、フレッツ回線を使った家電コントロールロボットを開発


フレッツ・ロボ、頭部に10万画素CMOSカメラ、両手に赤外線センサーを備える
パソコンとはUSBで接続。カラーはブルーとピンクの2色が用意されている

 NTT西日本とタカラは9月3日、フレッツ回線(フレッツ・ISDN、フレッツ・ADSL、Bフレッツ)を利用して外出先から自宅のパソコンに接続したロボットを遠隔操作し、家電製品をコントロールできる「フレッツ・ロボ」を共同開発した。NTT西日本が9月から10月にかけて行なう「フレッツ・ADSL」拡大キャンペーンのプレゼントとして、抽選で2000名に進呈される。

 フレッツ・ロボは、外出先の携帯電話などからロボットを操作し、ビデオやテレビ、照明器具などの赤外線を利用した家電製品を遠隔操作するほか、自宅の静止画を見ることもできるロボット。

 具体的な利用イメージは、パソコンにインストールされた専用ソフトが、ロボットの動作をコントロールする機能とWebサーバーとして機能する。ユーザーが外出する際に専用ソフトを立ち上げると、登録されたメールアドレス宛て(最大3個まで登録可)に、インターネット接続時のグローバルIPアドレスが送信される。外出先でそのメールを受けたインターネット対応の携帯電話やパソコンを使い、そのIPアドレスのWebサーバーにアクセスすると「テレビをコントロールする」「ビデオをコントロールする」「静止画を撮る」などのHTMLメニューが表示され、それをクリックしてフレッツ・ロボを遠隔操作できるという仕組みだ。

 たとえば、ナイター中継の影響で映画の録画時間が延長されたときや、赤外線対応の照明器具のスイッチのオン・オフ、自宅で飼っているペットの状況確認などの用途で利用できる。対応する家電製品は赤外線のリモコン操作ができる製品。

 フレッツ・ロボをコントロールするソフトウェアはWindows 98/98SE/Me/2000に対応。インターフェイスはUSBで、乾電池で動作する。パソコンのスペックではPentium 200MHz以上、メモリ64MB、HDDに200MBの空き容量が必要となる。フレッツ・ロボ自体は、頭部右目に10万画素のCMOSセンサーを備え、出力解像度は288×352ピクセルもしくは144×176ピクセル。赤外線の照射可能範囲は5m。自由に動く両手に赤外線センサーが埋め込まれており、あらかじめ家電製品のある方向に向けて設定する必要がある。なお、残念ながらフレッツ・ロボの遠隔操作による移動はできないそうだ。

 一般販売は未定だが、NTT西日本によれば「キャンペーン後のユーザーの反応を見ながら、NTT西日本経由で販売するのか、NTT東日本も含めて販売するのかを検討して、来春にも販売したい。価格としては2万円以下に設定したい」としている。


□ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0109/010903a.html
□NTT西日本・フレッツ・シリーズのページ
http://www.ntt-west.co.jp/flets/

遠藤 剛
2001/09/03 20:34

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