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【 2009/12/25 】 【 2009/12/24 】 |
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| KDDI研究所、SMIL言語を簡易に扱える映像コンテンツ制作ソフト |
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連絡先：
株式会社KDDI研究所は、ブロードバンド環境で映像のストリーミング配信などを企画するコンテンツベンダーを対象にしたシステムソフトウェア「Preview Navigator for Real」と「SMIL Scenario Creator」を開発した。ともにマルチメディア言語のSMIL（Synchronized Multimedia Integration Language）に対応し、リアルネットワークスの配信システムRealServerに対応した映像コンテンツの編集ができる。10月1日から株式会社アイ・ビー・イーなどを通じて販売する。価格はともに9万8000円。 「Preview Navigator for Real」は、AVI、MPEGなどの映像コンテンツから自動的に映像シーンの変更点を索引（インデックス）化し、そのタイミングの静止画を抽出する。抽出された静止画と同期したインデックスを、映像配信時にサムネイルとして表示することで、ユーザーは見たい場面から映像を検索できるというソフトウェア。 「Preview Navigator for Real」は「Preview Navigator Logger」と「Preview Navigator Trimmer」から構成されており、LoggerはMPEGやAVIなどの映像ファイルからRealMediaへの変換をすると同時に、独自のシーン、オーディオ、テロップ検出技術を用いて画面の切り替えの索引となる画像を自動生成する。また、映像ファイルと索引画像を同期再生するSMILファイルを作成する。Trimmerは、Loggerで作成したインデックス付きSMILファイルを再編集し、シーンの追加、削除、キャプションの追加などができる。 従来、映像に同期したテロップや画面を表示するにはSMILを使ってプログラミングする必要があったが、このソフトを使うことで、従来1時間以上の時間がかかった索引画像の抽出とSMIL言語の記述が、1分程度で簡単に作成することができるという。 「SMIL Scenario Creator」は、RealSystemの映像やインデックス画像、タイムコードを書き込んだテキスト文章などのファイルを、GUI上の操作でオーサリングするソフトウェア。GUI上で自由に配置したSMILファイルを編集することで、配信するコンテンツを簡単に編集できる。たとえば、CMクリップと映像コンテンツを「SMIL Scenario Creator」の時間軸上に配置するだけでCM挿入が簡単にできる。 また、1画面で複数映像を表示するマルチチャンネルストリーミングを、GUI上で複数の映像ソースを並べるだけで簡単に作成可能としている。この複数動画が表示された画面をメニュー画面として利用することも可能。そのほか、別のチャンネルの内容を見ながら、メインチャネル映像を見たり、コンテンツ内の見たいシーンを検索しながら他のチャンネルコンテンツを視聴したりといったSMIL言語を使ったさまざまな動画ストリーミングの表現を実現している。 KDDI研究所では、今後、マイクロソフトが手がけるWindows Media Technologyのマルチメディア言語にも対応したソフトウェアの開発も行なっていく予定でいる。 □ニュースリリース
（遠藤 剛） |
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