株式会社有線ブロードネットワークス（usen）と株式会社メディアは9月18日、VoIP（Voice OverIP）サービスにおいて業務提携することで合意したと発表した。usenがメディアの過半数を占める主要株主となり、両社の経営資源を得意分野に集中することで、事業展開を図る。usenによるとVoIPサービスの提供は2002年2月からを予定している。

　メディアは昨年12月の設立で、今年3月に第一種電気通信事業者免許を取得した通信ベンチャー。イーサネット技術を使用したシンプルでコストの低い地域ネットワーク網を構築し、IP電話サービスやブロードバンドインターネットサービスを提供する計画を進めている。同社のサービスは2002年1月下旬から東京23区でスタートする予定。

　すでにFTTHサービスを提供しているusenでは、メディアの持つ技術を使用して、FTTHサービスのオプションとして2002年2月からVoIPサービスを提供する予定。月額使用料金などは今後詳細を詰めていく予定でいる。サービス開始当初は、usenがエリア展開する東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県を対象としてサービスを提供する予定としている。

□ニュースリリース
http://www.mediakk.com/press/index010918.html
□株式会社メディア
http://www.mediakk.com/
□株式会社有線ブロードネットワークス
http://www.usen.co.jp/

（遠藤　剛）
2001/09/18 19:12