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NTT東日本とNTT西日本はNTTサイバースペース研究所が開発した、MPEG-2リアルタイムエンコーダー「VE-1」と、再生やライブ受信のためのMPEG-2ビデオデコーダー「VD-1」「VD-2」を9月19日から発売する。
「VE-1」はPCカードTypeIIのビデオエンコーダーで、テレビ放送並みの映像コンテンツをMPEG-2方式の動画にリアルタイムエンコードできる製品。長時間モードで2Mbps、標準モードで4Mbps、高精細モードで6Mbpsまでの圧縮ができる。フレームサイズは352×480もしくは720×480が選択可能で、2Mbpsの場合352×480ピクセル、4Mbpsと6Mbpsの場合720×480ピクセルでエンコードが可能だ。入力端子に映像でRCAピンとS端子、音声でRCAピン2個(左右)を装備する。ビデオカメラなどを接続することでリアルタイムにエンコードしながら、パソコンのハードディスクにMPEG-2ファイルを生成できる。対応OSはWindows Me/98SE/98。価格は9万9000円。
「VD-1」はPCカードTypeIIのビデオデコーダー。ビットレート10Mbit/sまでMPEG-2ファイルが再生できる。出力端子に映像出力でRCAピンとS端子、音声出力でRCAピン2個(左右)を備えており、パソコンからテレビモニターなどに映像を出力することが可能。対応OSはWindows Me/98SE/98。価格は4万円。
「VD-2」はPCIバスカードのMPEG-2ビデオデコーダー。再生対応ビットレートでは15Mbit/sまで対応し、映像出力にBNC端子1個、S端子1個を備え、音声出力にステレオミニジャックを1個実装している。対応OSはWindows Me/98SE/98/NT4.0。価格は20万円。
NTTでは、各製品を組み合わせてシステム構築の中で上記製品を販売していく予定で、「サザンクロスPCシリーズ」とセットにした販売となる。利用用途としては、ビデオカメラをつなげたパソコンに「VE-1」をセットし、遠隔地映像をファイルに蓄積し、その映像をブロードバンドネットワークで配信。映像を配信先でリアルタイムに観察する。また、大学など教育機関で離れたキャンパスからの講義のライブ配信を行なうなどの利用するなどの用途を想定している。
□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0109/010918.html
(遠藤 剛)
2001/09/19 12:00
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