NTT東日本は、フレッツ・ADSLに対応したUSBインターフェイスで接続するADSLモデム「ADSLモデム-NU」の販売を10月1日により開始すると発表した。標準価格は1万3000円で、1年間で6万台の販売を見込んでいる。

　フレッツ・ADSLでは、これまでイーサネットインターフェイスで接続するモデムしか提供されていなかった。また、従来はリースもしくは買い取りを選択できたが、今回提供されるADSLモデム-NUは買い取りのみ。フレッツ・ADSLのG.lite AnnexC規格に対応しており、最大下り1.5Mbps、上り512kbpsでのインターネット接続が可能だ。

　サイズ（W×D×H）は111×111×28mm、重量は200gと従来タイプと比較して半分程度に小型化されている。電源はUSBから供給する。スプリッタは内蔵されておらず、別途NTTから調達する必要がある。

　これとあわせて、従来、フレッツ・ADSL用にNTT東日本が提供していたイーサネットインターフェイスのモデム「ADSLモデム-N」「ADSLモデム-NII」「ADSLモデム-S」の3機種が全国のフレッツ・ADSL提供地域で使用可能になったと発表した。

　NTTによれば、これまでは接続検証などの観点から機種ごとに使用できるエリアを定めていたが、フレッツ・ADSLに対応するすべての収容局で問題なく接続できることが確認できたことから、この制約をなくす。

　今回、発表されたADSLモデム-NUも同様で、販売はNTT東日本しか行なわないが、NTT西日本の管轄エリアを含む全国で使用できる。

□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0109/010927a.html
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/

（笠井 康伸）
2001/09/27 17:01