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【CEATEC】ブロードバンドに関する@niftyの分析と戦略

講演を行なったニフティの井崎取締役
 ニフティ株式会社の取締役サービス企画統轄部サービス企画部長、井崎直次氏はCEATECのアプリケーションセッションで「@niftyのブロードバンドサービス展開」と題した講演を行なった。@niftyユーザーを対象にしたアンケートの結果やバックボーンの拡張計画などを示し、ブロードバンド時代に向けた同社の取り組みを説明した。

 冒頭ではADSL接続サービスにおける日本の現状を、韓国や米国と比較。すでに価格は日本がもっとも安く、これが引き金となり日本では爆発的にADSLユーザーの拡大が続く。概ね韓国の1年遅れ程度でADSLの普及が進んでいると説明した。

 @niftyでは、1カ月前にすでにインターネットを利用している約5000名を対象にADSLに関するアンケートを行なっている。この結果では、既に導入している人、申し込んでいる人を含めると全体の68%がADSLに前向き。同様の調査では、CATVは46%、光は55%で、ADSLの数値が特に高いことがわかる。

 ADSLの利用を考えているユーザーの利用時間についても調査が行なわれており、結果は週あたり10~20時間インターネットを利用する人がもっとも多い。この結果を井崎氏は「ADSLに興味のある人、利用している人は、必ずしもヘビーユーザーではなく、普通に使っている人の興味も高い」と分析している。

 有料でも導入するコンテンツについては、トップがウイルス関係、続いてプリントサービスといったデジカメとの連動もの、ライブ中継、VoIPによるコミュニケーションなど。

ADSLへの移行調査では68%が前向きという結果になった
ADSLの導入意志のある人では、週あたり10~20時間インターネットを利用する人がもっとも多い

 以上の点を踏まえた上で、@niftyはブロードバンドに対し次のように取り組むと説明した。

 @niftyのネットワークは、ユーザー宅に接続するためのアクセスサービス、アクセス拠点からサービスを提供するセンターまでのバックボーン、サービスコンテンツの提供環境の3つに分かれている。

 アクセスサービスに関する基本方針は「マルチキャリア」。NTTやアッカ、イー・アクセスなどのADSL事業者、CATV事業者など様々な事業者と提携し、早い時期に広範囲でサービスを提供していく。

 ブロードバンドではやり取りされるデータの量が大きくなるため、バックボーンの拡張も行なう。従来は数ギガの回線環境だったものを、今年の夏には20Gbpsまで拡張した。コンテンツを安定して配信するためのキャッシュサーバーも、全国各地に配置を進めている。

 こういったバックボーンを積極的に整備することで、@niftyであればブロードバンドコンテンツをスムーズに視聴できるという点をユーザーにアピールしていきたいという。

 コンテンツについても整備を続けており、年内に100個を用意する。すでに60個を提供しており、その中でも「ウイルスバスター for @nifty Mail」は、1日で数千人の申し込みがあった。コンテンツフィルタリングサービスなども予想以上の申し込みがあり、安全にインターネットを利用できるサービスをユーザーが求めていることがわかった。

 ブロードバンド環境が普及することで、安全性の確保がより重要になってくる。@niftyでは、ユーザーの安全性の確保に努めるとともに、今後はより便利なコンテンツやサービスを提供していく。また、VoIPやビデオチャットなど、総合的なコミュニティの形成、個人間で決済できる仕組みなどを構築していく考えだ。

@niftyのバックボーン。アクセスサービスやインフラ、コンテンツ&サービスの3つに分かれている
バックボーンの大容量化とキャッシュサーバーの増設で安定したコンテンツ配信環境を構築

笠井 康伸
2001/10/02 22:10

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