ニフティ株式会社は、イー・アクセスの回線を利用したADSLコースを契約している利用者に、5月から7月の通信トラブルに対して、返金を行なう。10月1日、ユーザーにメールで告知した。

　ニフティによれば、5月から7月にかけて通信トラブルが多発し、合計すると5月は約27時間、6月は約13時間、7月は約3時間利用できない時間があったことから、返金を決めたという。返金額は契約しているコースなどで異なるが、平均約400円程度。返金は、8月分の請求金額に＠niftyのサービス使用権を添付する形で行なわれる。最近では悪質なワームの影響でもADSLサービスに障害が出た例もあり、ADSLサービスで障害はさほど珍しくない。しかし、障害に対して返金する例はあまりなく、プロバイダー業界最大手の＠niftyが取った対処だけに、今後他事業者やプロバイダーでも返金などの処理が行なわれるようになるのか、注目される。

□＠nifty
http://www.nifty.com/
□イー・アクセス
http://www.eaccess.co.jp/jp/index.html

（工藤ひろえ）
2001/10/02 20:47