三洋電機ソフトウエアが運営するプロバイダー、SANNETは、イー・アクセス回線を利用した最大8Mbpsの個人向けADSLサービス「ADSL8Mbpsサービス（イー・アクセス）」を発表した。月額料金は2980円で、申込みを10月10日より受け付け、11月1日よりサービス開始する。

　サービスはイー・アクセスの提供するG.dmt AnnexC規格の最大8MbpsのADSL回線を利用する。サービス提供エリアは、イー・アクセスの8Mbpsサービス提供エリアに準じるが、11月末までには現在1.5MbpsのG.lite AnnexC規格でサービス提供中の全473局に拡大する予定だという。月額料金は2980円で、NTTの回線利用料（タイプ1で187円、タイプ2で2062円）は別途請求となる。また、イー・アクセスの回線以外からの利用、たとえばSANNETアクセスポイントへの接続などは別途で、ダイヤルアップ利用料金が1分あたり7円かかる。

　初期費用は11月30日までは無料で、12月1日以降は2000円。いずれもNTT契約料800円は別途請求となる。ADSLモデムについては月額500円でレンタルするが、買取やモデムなしのメニューも用意する予定だという。

　SANNETでは、8Mbpsサービス開始と同時に従来の1.5Mbps ADSLサービスを実質値下げ。従来は月額800円の「ブロードバンドスタンダード」コースで、基本料金内でのデータ転送量に2GBの制限があったものを撤廃、データ転送量を無制限とした。このほかにADSL-eオプション料金が2000円かかるため、月額2800円で使い放題となる。新料金は、11月1日より適用される。

　このほか1.5MbpsのADSL接続コースでは、データ転送料金が100MBと制限される月額2300円の「ブロードバンドライト」コース、スタンダードとライトコースではイー・アクセス回線以外からのダイヤルアップ料金が1分あたり7円かかるが、ダイヤルアップ料を別途請求しない月額3800円の「フルタイム」コースも用意されている（いずれもADSL-eオプション料金を含む）。

□ニュースリリース
http://www.sannet.ne.jp/sannet/news/20011009-1.html

（工藤ひろえ）
2001/10/09 20:37