テストに使われる「@NetEye」

　アットホームジャパンは、遠隔地監視用のインターネットカメラ「@NetEye」の実用テストを11月上旬より開始することを明らかにした。将来的に月額利用料1万円程度でのサービス提供を検討しており、2002年春の本格サービス開始を目指す。

　@NetEyeはパソコンを経由せずケーブルモデムに直接接続が可能で、撮影された映像はインターネット上の専用サーバーに保存される。映像はインターネット経由で閲覧でき、ブラウザからカメラ方向をコントロールしたり、予約録画することも可能だ。

　今回の実用テストは、江戸川ケーブルテレビ局エリア内の介護老人福祉施設、商店街など計5カ所で行なわれる。テストには今後J-COM Broadbandも参加予定だが、@NetEyeの利用に必要なグローバルIPアドレスを付与しないISPである都合上、参加時期を調整中だ。

　@NetEyeを利用したサービスは、日本IBM、松下電器グループ、アットホームジャパンの3社による共同開発。アットホームジャパンによると、ユーザー向け展示会に参考出品した際の反響が非常に高く、サービス提供への手応えを感じているという。

□アットホームジャパン
http://www.jp.home.com/

（森田 秀一）
2001/11/06 14:56