ソニーは、薄型・コンパクトで斬新なデザインを採用したファイルサーバー「FSV-E1/80」を標準価格19万8000円で発売する。

　本体サイズ（幅×奥×高）は430×374×44mmと薄型で、19インチラックの1Uサイズに収まるように設計されている。内蔵するHDDの容量は80GB。ネットワークインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載しており、ソニーによれば50Mbpsに迫る送出スループットを実現したという。

　USBやシリアルといった制御用のインターフェイスは一切持っておらず、本機のIPアドレスの設定などは、DHCPで取得するか、フロントパネルに配置されたボタンと液晶を使用して行なう。IPアドレスなどの基本設定以外は、PCなどからWebブラウザを用いて行なうことができる。

　サポートしているプロトコルはMicrosoft Networks（CIFS/SMB）、UNIX（NFS v.3）、Apple（AFP）、およびHTTP 1.0。動作確認済みのクライアントOSは、Windows XP/Me/98/95/2000/NT4.0、MacOS 9.x/10.0、RedHat Linux 7.0/7.1、Solaris 7/8。

　ファイルサーバーとしては斬新なデザインを採用しており、一見するとAV機器と見間違うほどだが、ソニーによれば本製品はあくまでコンピュータ関連の機器。販売は代理店を通して行なうが、PC系のショップでも扱われる可能性はあるという。

□「ネットワークファイルサーバー FSV-E1/80」製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/products/Professional/DataArchive/BC2/BC2-3/FSV-E1_80/index.html
□ソニー
http://www.sony.co.jp/

（笠井 康伸）
2001/11/06 20:24