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トレンドマイクロ、10月のウイルス統計ではNIMDAおよびNIMDA亜種が1位に

 トレンドマイクロは、10月のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを公表した。これによると、感染被害の上位を占めたウイルスは9月からほとんど変化はなく、NIMDAおよびNIMDAの亜種については引き続き注意が必要だという。

 公表されたマンスリーレポートは、10月1日から31日までの1カ月間に、トレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた問い合わせ件数を集計したもの。これによると、1位は9月に引き続きNIMDAで被害件数は316件、2位はMTXで217件、3位はPE_MAGISTRで126件となっている。

 レポートに掲載されているウイルス解析担当者のコメントによると、9月中旬に世界的規模で広がりを見せた「PE_NIMDA.A」の感染スピードは落ち着きを見せ始めたものの、いまだに高い被害件数が報告されているという。また、「PE_NIMDA.B」「PE_NIMDA.C」「PE_NIMDA.E」などの亜種が発見されており、最新の検索エンジンやパターンファイルを使用してウイルスチェックを行なってほしいと注意を促している。

 10月に発見された新種には、メールの添付ファイルやネットワーク上の共有ドライブを経由して感染する「TROJ_KLEZ.A」が挙げられている。Internet Explorerのセキュリティホールを悪用し、メールがプレビューされただけで活動を開始する危険なウイルスだ。


□コンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(10月分)
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/monthly_ranking/mvr011106.htm
□トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/

笠井 康伸
2001/11/06 18:50

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