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IIJ他7社、共同でブロードバンドコンテンツ配信実験

実験概要を説明するIIJ 保条英司取締役
「CDN JAPAN」のトップ画面
 IIJを中心とした日本オラクル、シスコシステムズなど計8社は、ブロードバンドコンテンツ配信実験のため、本日よりWebサイト「CDN JAPAN」を公開すると発表した。IIJの高速ネットワークに接続するCATV14社とIIJ、So-netのブロードバンドサービス利用者を対象にストリーミングコンテンツを提供する。料金は無料だが、2002年1月からは、詳細は未定ながら有料コンテンツも用意される。

 実験サービスは2002年3月31日までの予定で、エンターテインメント系を中心に約150種類のコンテンツを提供。毎月約30コンテンツを更新していく。コンテンツの供給はエム・ティー・ヴィー・ジャパン、小学館プロダクション、スカイパーフェクト・コミュニケーションズなど20社が行なう。

 コンテンツ利用料金は無料。2002年1月からは有料コンテンツの提供も行なうが、料金、決済方法は現在調整中だという。帯域は300kbps、1Mbpsの2種類。再生にはWindows Media Playerを使用する。RealPlayerについても対応予定だ。

 視聴可能なユーザーは、IIJが構築する光ファイバ網「HSMN」へ接続しているCATV事業社計14社の接続サービス利用者およびIIJ、So-netのブロードバンドサービス利用者。なお、フレッツ・ADSL、イー・アクセス、アッカ・ネットワークスなど、どの回線事業者の契約プランでも視聴できる。

 CDN JAPANに利用されているシステムは、ネットワークのボトルネックを極力排除するため、各ISP内にキャッシュサーバーを設置している。そのためインターネットを介さず、高速で安定した動画再生ができる。

 また強力な著作権保護機能も備えている。ユーザー個別の認証とコンテンツごとに割り振られたIDを組み合わせたコピー防止処理の他、年齢や居住地域を制限した配信も可能だ。それにともない、視聴回数やユーザー属性別の視聴割合などの正確なマーケティング情報の収集が可能になったという。


ストリーミング配信情報
名称: CDN JAPAN
日時: 11月13日~2002年3月31日(予定)
URL: http://www.cdn-japan.com/
料金: 無料(2002年1月より有料コンテンツも提供予定)
対象: IIJのHSMNに接続するCATV計14社の利用者
IIJ、So-netのブロードバンドサービス利用者
対応プレーヤー: Windows Media Player、RealPlayer(予定)
配信帯域: 300kbps、1Mbps


□ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2001/cdn3.html
□CDN JAPAN
http://www.cdn-japan.com/

森田 秀一
2001/11/13 18:38

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